おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

都議会のヤジに思う

都議会の「早く結婚しろ」ヤジの問題が、大きく報じられていますね。

セクハラだ、女性蔑視だ、女性の活躍を阻害する・・海外でも

取り上げられて大問題となっています。

 

これ、子どもを持って働く女性の目にはどう映っているんだろう。

皆さんは、どう考えますか?

 

私はこのニュースを見たとき、

 

「あー、とうとう言っちゃったね。」

 

と思いました。本音が出ちゃったね、と。

 

 

少子化に歯止めをかける為、労働人口を確保する為、

今国は女性活躍推進を大きく掲げ、あらゆるところで取り上げています。

企業もこれにより表彰されたり、事例として取り上げられ、

女性活躍を推進する企業=働きやすい良い企業の代名詞のように

言われるようになりました。

 

それ自体はとても良いことだと思うし、女性にとって

働きやすい世の中になってきたなと思います。

でも、「女性が」「女性を」と、何でもかんでも「女性」を前に出されるのは

正直女性はしんどくないか?しんどいよね?と思っていました。

 

私の周囲でも、

「子育て中心に仕事をセーブしたいのに、上司はもっと働けって。

もうそっとしておいてほしい。」

「今のままでいいから、定年まで無理せず働きたい」

そう考える女性が圧倒的に多い。男性だって、皆が社長を

目指しているわけじゃなし、色んな働き方を希望しているのでは

ないかと思います。

 

バリバリやりたい人も、そうでない人も、自分の働き方を選択出来る。

それが働く人にとっての幸せだと思う。

だから、女性を差別も優遇もせずに、ただ一つ、女性の体については

そこは男性と違うから、思いやってほしい。

それが女性活躍につながり、ワークライフバランスにつながると

そう思っていました。

 

 

で、今回のヤジ問題です。

 

 

そっかー、それが男性の本音か。

結局女性は結婚する、産む、それが第一で、大前提てことか。

どれだけ女性を祭り上げたところで、活躍しろって言ってるのは

建前で、結局女性を「産む機械」としか考えていないのか。

女性の体を気遣う気持ちなど、これっぽっちもないのか。

結局そうなのか。

やっぱりね。

 

そう思ってしまった。

 

 

もちろん男性全部がそうだとは言いません。

でも、私と同じように「やっぱりね」と。そう思った女性は

たくさんいると思います。頑張るのがばからしくなった女性も、

多分いると思います。

 

言ってはいけないことを、言ってはいけない人たちが、

言ってはいけない場で言った。

今回の問題は、実はすごく大きかったのだと思う。

悔しいし、悲しいですね。

 

 

 

さて、働く女性の皆さん。

 

 

 

でも、働きますよね。

 

 

 

子どもを産もうが産むまいが、結婚しようがしまいが、

誰かの為に働くことは、素晴らしい。

 

国の為でも、会社の為でもなく、自分が愛する人、守りたい

人のために働く。

 

 

 

自分のために働く。

 

 

 

くだらないヤジ言ってる奴なんて

フンって笑ってやりましょう。

 

 

「女性活躍?なにそれ。私は私の働きたいように働くわ。」

 

 

そう、自信を持って言ってやりましょう。

 

 

 

そしていつも

笑顔で、いてくださいね。