おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

小学生の母の正直なところ

私は2児の母で、上の娘が小学3年生、

下の息子が小学1年生です。

以前の記事にも書きましたが、保育園の時は

朝8時頃には子どもを預け、夕方のお迎えは

18時半までに行けばよかったので、出産前と

同じように8時間フルで働いていました。

出産・休職で色々なことが吹っ切れて思いっきり

働いたお陰で、出産前よりも昇進することも出来ました。

それが娘が小学校に入って保育園のように

長く預けていられなくなり、1時間の

時短勤務を取るようになりました。

以前のようにバリバリと働けなくなりましたが、

その代わり家での時間がぐっと増え、

子育てや家事に余裕が出来るようになりました。

時短勤務とは本当に良い制度で、正社員で

ありながら パートタイマーのように時間を

短くすることが出来ます。

もちろんお給料は減るし、この制度を利用

出来る年数も決まっていますが(一般的には

低学年まで、会社によっては小学校6年まで

というところもあります。)、転職することなく、

時短の制度を使いながら子育てや家事にも

時間をかけることが出来るのです。

私はこの制度のお陰で、17時には退社し

(定時は18時)、買い物をして帰宅して

食事を作り、子ども達に早めに夕飯を

食べさせることも出来るし、夜に余裕が

あることで宿題を見てあげたり、早めに

就寝させることも出来ています。

家での時間に余裕があるということは

精神的にも本当に楽で、これが定時まで働き、

1時間強かけて帰宅し食事を作り、夕飯も寝るのも

遅くなって・・となると、多分本当にイライラすると

思うし、子どもに怒りをぶつけてしまうと思います。

そして一番被害を受けるのは子ども達です。

だから、時短の制度は長く使いたい。

それこそ本当に子どもが手を離れる中学入学

くらいまで使えたら・・と思っています。

でも。

会社はそう思ってはくれないんですよね。

昇進・昇格の話になるたび言われるセリフです。

「時短は、いつまでやるの?」

つまり時短を取っている限り、今より上には

あがれないということ。どんなに頑張っても、

時短を使っている限りは無理なんだと、

直接でなくても暗に言われているんですよね。

いや、わかってます。

そりゃ時間短いんですから、会社への貢献も

少ないと思われるのは仕方ない。どれだけ

勤務時間内に頑張ったって、実際働いている

時間は少ないわけで。

だから仕方ないとは思うんですが・・。

でもそれじゃあやっぱり、自分も子どもも

無理しないと、子育てしながら女性で管理職

とかって無理ってことですよね。

それって女性が本当に望むことじゃないと

思うんですけどどうなんだろう。

私はもともと昇進意欲がすごくあるので、

このことを考えるといつも悶々としてしまいます。

仕事も大切ですが、家のこともそれ以上に

大切にしたいという気持ちが強くあり、

どうにか本当の意味でバランスを取ることが

出来ないかといつも考えています。

こういう制度も、制限を設けるからいけないん

だと思いませんか。子育てしていなくたって、

時短勤務したい人はすればいいじゃない。

子育てや介護以外にも勉強したい人、学校へ

行きたい人、趣味に時間を使いたい人、

たくさんいると思います。

そういう人が制限なく制度を使えるようになったら、

その時初めて、すべての社員を同等に、働いた

時間とそれに対するアウトプットで評価出来るように

なるんじゃないでしょうか。

時短だけじゃなく、休職だってそうですよ。

一年休んで留学してきたっていいじゃないですか。

男性が一年育児休職取って何がいけない。

平日の学校に、一年きっちり通ったらものすごく身に付きますよ。

全て、絶対にその後の仕事に活きます。

そういった制度を使ってもし辞める人がいたら、

それはそれまでの人ってことです。

これが可能になったら、出産や子育てが

特別視されることもなくるような気がしませんか。

ああ、なんだかんだ言って私、

仕事も頑張りたいんだな(笑)

だって社会の為に「働く」って、

本当に気持ちの良いことですから。

20140820

今日はそんなことを考えながら、

家路を急いだのでした。