おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

社会が変わりますように~37.5℃の涙

20150525

「37.5℃の涙」  椎名チカ

-----Amazonより---------------------------------------------

身動きの取れない親たちに手を差しのべる存在、「病児保育士」。

病気のこどもを人に預けて仕事に行くのは果たして“親失格”なのか?

愛情とは 家族とは 親とは――

答えの出ない問題に、笑わない病児保育士・桃子が真っ正面から切り込む!

最後には必ず笑顔になれると信じて。

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「○○ちゃんがお熱で、今38度です。」

保育園から電話をもらって、心配で心配で

仕事をどうにか切り上げて迎えに行くと

けろりと遊ぶわが子。

(なんだよ、元気じゃん・・)

もちろん元気なことには心から安心

するのですが、「もうちょっと様子を

みてくれたら帰らずに済んだのに」

そう思ったこともたびたびありました。

朝、ほっぺがちょっと赤い。

熱を測ると、37.2℃・・・。

やばいかな。やばいかも。でも、

午前中はちょっと外せない仕事がある。

保育園から電話があっても、午前中は

どうにかみててもらえるかな・・

そうやって、多分熱が上がるだろう、

多分辛いんだろうと思いながら、

子どもに申し訳なさいっぱいになりながら

保育園に連れて行ったこともありました。

37.5℃は、保育園で保育が出来る

ボーダーライン。これを超えると保育園は

子どもを預かってくれません。

だから、共働きの親にとってこの37.5℃は

会社に行けるか、仕事が出来るかの

ボーダーラインなのです。

「病気なんだから当たり前じゃん。親が

みるのが当然でしょ。」

わかります。そうです、そのとおり。

本当は親だって休んでそばにいてあげたい。

きちんと医者に連れて行って、看病したい。

子どもが何より大切。そんなの、働いて

いようがいまいが、親にとっては同じです。

でも、休めない日もあるのです。

休めない人もいるのです。

私は企業に勤めて長いですが、

会社にとっても休まれたら困る、その人が

居ないと仕事にならないことがあるのも

よくわかるのです。

この本は、そんな働く親とその子どもを

取り巻く社会問題について、病児保育士

桃子ちゃんが真正面から向き合っていき、

時に解決し、時にどうにもならずに涙し、

桃子ちゃん自身も成長していく物語です。

決して母親だけの目線ではなく、

父親の、保育士の、そして子どもの目線で、

それぞれの感情が丁寧に描かれています。

そしてこのマンガは、実在する病児保育の

認定NPO法人フローレンスさんをモデルに

描かれたものです。

働くママの涙を誘うだけの物語ではなく

病児保育を通じ、閉ざされた家庭の中での

子育てに関する問題=社会問題について

考えさせられるマンガなのです。

様々な立場の方に、是非読んで

もらいたいマンガです。

(今年ドラマ化されるようです!)

しかし、いち企業で働く母親として切ないのは。

会社の意識がなかなか変わらないこと。

病児保育が当たり前の世の中に

なったとしても、「子ども?そんなの

病児保育に預けて出社しろ!」なんて

普通に上司が言うようになったら

本末転倒ですよね。

企業も、変わらなくちゃダメなのです。

例えばこのマンガをお父さんが見て

お母さんの家事や育児を

サポートしてくれますように。

例えばこのマンガのドラマを会社の上司が

見て、部下に「早く帰ってやれ」と言って

くれますように。

例えば私の拙い記事で、このマンガを

読んでみよう、病児保育って何だろう、と

興味を持つ人が増えますように。

そうやってじわじわと広がって、

大きな声になりますように。

そうして、仕事も、家庭も、家事も育児も。

等しく大切なのだという意識が

みんなに広まりますように。

ひとりの働くお母さんとして

そう切に願います。

37.5℃の涙 1 (フラワーコミックス)

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