おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

夜中にプラムジャムを煮た理由

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夫も子ども達も寝静まった夜、眠れなかったのでプラムジャムを作りました。

夜中の台所に椅子を持ち込んで座り、小さなクツクツという音を聞きながら、火と鍋の中のジャムをじっと見つめていると、ものすごく静かな気持ちになります。時々ジャムをかき混ぜながら、なんとなくボーっと、先週末のことを思い出していました。

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実は先週は子ども会のお祭りがあって、金曜は夕方から準備と手伝いで21時まで、土曜も同じ、日曜は地域のソフトボールのお手伝いと、体をゆっくり休める時間がありませんでした。PTAや子ども会の仕事は誰かがやらなくちゃいけなくて、自分の子ども達も楽しむイベントでもあるわけで、順番だし仕方ない。どうせやるならしっかりやらなくちゃと思っています。でも、仕事から大急ぎで帰って参加し、連日手伝いで疲れが取れないまま月曜日会社に出社しなくちゃならないというのはかなりしんどかったです。

 

そんな時に限って子ども達は「宿題教えて」「手伝って」「一緒にやろう」と声を掛けてくる。普段なら何とも思わないそんなことが、嬉しいはずの子ども達の声が、自分をイライラさせていることに気付いて、ああダメだと思いました。これじゃダメだと。

  

でも、体を休めようと思っても、頭の中にはさっき作っていた屋台のうす焼きが、盆踊りの音楽が、会場のざわめきが残っていて、そこに来週の研修でしゃべらなくちゃいけないこととか、子ども達のお弁当のことなんかがぐるぐるして眠れない。眠れないなら起きていよう、静かに何かをしながら起きていよう・・・そう思ったときに目に入ったのが、熟したプラムでした。

 

ジャムが出来上がるまでの30分。ガスの火を見つめてボーっとしていたら、ようやく気持ちが入れ替わってきたのでした。 

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仕事をしていて思うのは、PTAも子供会も町会も、何だか中途半端になってしまうなということ。平日昼間のPTAの講習会も出てみたいし、子供会のお祭りも朝からきちんと手伝いたい。参加すればそこでコミュニティが出来るのに、あまり参加出来ない私はそういう中に入ってもどこか中途半端で、楽しめていないなと思うのです。

 

それじゃあ会社でガッツリ働いているかといえば、そういった行事で早く帰らせてもらったり、残業を免除してもらったりしてこちらもどこか中途半端。そんなどっちつかずな感じも、自分の中でストレスになっていたのかもしれません。

 

子育てには付随する色んな役割がある。大変だけれどどうにかこなして、楽しめるところは楽しんで、ある部分は諦めて、溜まったものはちょっとずつ解消して、やっていくしかないのだということはわかっています。

 

でも、時にこんなふうに、夜中にジャムをボーっと見つめなきゃやってらんないこともあるのだと、誰かにわかってほしい。

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翌朝食べたジャムは甘酸っぱくて、濃厚で、美味しかった。

ジャムを煮る前のモヤモヤは朝には晴れていました。

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いろいろあるよね。

いろいろあるけど、頑張ろうお母さん。

 

 

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