おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

合格しました、と「モノが増える原因」

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6月に受験した「整理収納アドバイザー1級」試験、合格したとの通知が届きました。思ったよりも遅かったのでどうしたかなと気になっていましたが、無事合格出来てホッとしました。

 

そもそもモノだらけの実家を片付けることを最終目的に、去年から勉強し始めて取った資格です。せっかく合格したのだから、得た知識を使って実家を片付けよう・・・と思ってはいますが、実家に帰る度に、パンパンに詰められた冷蔵庫や新しい家具や、爪切り一つ探すにも苦労する引き出しを見て、道のりは険しいなと暗い気持ちになったりします・・。

 

 

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整理収納アドバイザーの勉強をする中で、ものすごく心に残ったレッスンがあります。「モノが増える原因を知る」という内容で、成人一人が暮らすのに必要なモノの数から、どのくらい余計にモノを抱え込んでいるかを計算する、というものです。

 

仮に、私が今生活する日常の中で使うモノの数を50とする。それに対し家にあるモノが80だとすると、30個のモノは全て余分なモノになる。

式にすると80ー50=30。書いてみれば単純な計算です。

 

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ここで大事なのは、自分が使うモノの数(=50)は変わらないということ。つまり、自分に使えるモノの数が50だとしたら、80あるモノを50に近づけていけばいくほど、場所にも心にも余裕が出来ます。これが80のままなら余っている30の為に場所も取られるし、そのモノがそこに「ある」と記憶するために気持ちも取られてしまう。更に10、20とモノが増えれば、更に場所と気持ちが取られることになります。新たに入ってきたモノがどんなに便利で高価なモノであっても、自分が使うのは50だけなのだから、増えた数は余分な数。増えた分を捨てなければ場所と気持ちが取られてしまうんですね。

 

自分が使えるモノが50なのか、仕事をしていて時間がないから40なのか、それとも今は家に居る時間が長くて60なのか。モノとじっくり向き合って、自分に必要なモノと数を見極めることが大切です。その見極めが出来たら、その先の必要・不必要の判断は簡単になります。

 

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モノに埋もれている人を見ていると、身の周りに自分が使える50のモノを置いて、周囲に余った100のモノを置いて暮らしている。本当は身の周りの50で充分生活出来ているのにそれに気づかないから、周囲の不要な100を捨てることが出来ないんですね。

 

今回勉強をしていく中で自分も自分の家を片付けて、モノと向き合うということはものすごいエネルギーを使うことだと身に染みて感じました。そして片付いた状態を保つためには、この「自分が使う(使える)モノの数」をしっかり理解しなければ、また同じ状態に戻るなということに気付きました。

 

 

モノがあることに価値があり、捨てられない私の母にとって、この考え方は否定したいだろうなと思います。だから道のりは険しい(笑)自分の母だからなおのこと時間はかかると思います。でも、時間をかけても、やっていこうと思います。だっていつかは、やらなければならない日が来るのだから。

 

 

そうそう。

この試験の為にお友達の家の棚を片付けさせてもらったのですが、きれいな状態が保ててると聞いて嬉しかったです。こうやって、周囲の役に立てるように、得た知識を使っていけるといいなと思います。

 

 

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