5月になって、小庭の木々たちが元気になってきました。
これから暑くなってくると庭しごとは蚊との戦いになるので、今のうちに雑草を根から引っこ抜き、枯葉を掃き出し、木々の根元をなるべくすっきりとさせておきます。一年で一番、庭しごとが楽しい季節です。特に今年は、3年目~4年目くらいの木々が丈夫になって、安定してたくさんの花をつけるようになったので、それを見ているだけで幸せ。新しい花も植えました。
今日は、うちの小庭の緑たちをいくつかご紹介します。
■ギボウシ
多年草。冬になると枯れますが、春にはまた芽が出てきます。でも毎年忘れます。今年もにょっきり生えた新芽を見て「これ何だっけ?」と思い出せず(笑)
■ヒューケラ
4年目かな。常緑性で、葉もきれいだし春には赤くて可愛い花が咲きます。葉っぱがきれいで好き。
こっちもヒューケラ。こっちは白い花。この色もぱっと明るくて好きです。
■レモン
今までに出来た実は2個(笑)今年もいくつか花をつけましたが、どうかな。あまり期待せずに見守ります。
ピンクだったものが、くすんだ緑になりました。この色もとても好きなので、しばらくこのまま楽しみます。
■エルダーフラワー
ちっちゃなちっちゃな苗だったものが、こんなに大きくなりました。6月頃に白い小さな花を咲かせます。秋口にばっさり切るのですが、毎年たくさんの葉を伸ばします。
花芽がいっぱい。今年もぴんと立った美しい白い花を見るのが楽しみです。
■ラベンダー
あまり暑さには強くないそうなので、どうかな・・。少し日が陰るミモザの根元に、先日植えました。ラベンダーはハーブの中でも大好きな香りです。
毎年たくさんの花を咲かせます。真っ赤な実をつけるのですが、これが甘くて美味しいのです。
地植えと迷ったのですが、鉢にしました。斑入りの葉が美しいので、玄関の目立つところに置きました。家を出入りするたびに触っています。
■くるみ
一昨年の冬、道の駅で買ったくるみを植えたら芽が出て、今年こんなに大きくなりました。アーモンドに続き、こちらもいつか地植えにして実を成らせ、収穫して食べたい。
下から柵を伝ってにょきにょき伸びていく丸い葉が、なんとも可愛い。葉の色も好きです。そしてとっても丈夫。
花もいいですが、こうして新緑のきらきらした葉を眺めるのも大好きです。今は毎朝、水やりをしながら話しかけるように小庭の緑ひとつひとつを眺めています。
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先日実家に帰ったときに、母と母の庭を眺めながら色々おしゃべりしました。
ご近所のお庭からいただいた大量のイベリスの花を植えるのに大きなシャベルがとても重そうに見えて、「私やるよ」と腕まくりをして穴を掘り、母と一緒に植えました。以前であれば母は母のやりたいようにやるのが良いのだろうと手を出さずにいたことを、最近やってあげることが増えました。
いつも元気で気丈な母も、先日誕生日を迎え73歳。人は必ず歳をとるし、周囲に甘えなければいけない時もやってきます。母のように、歳をとるたびに丸くなる女性でありたい。「ありがとう。助かった」と言ってよっこらしょと立ち上がり、重いシャベルを物置にしまう母を見てそう思いました。
イベリスは強靭で美しく白い花。母の庭でどんどん増えるといいなと思います。
5月の庭は、うちの小庭も母の庭にも、
どこもかしこも爽やかな風が吹いてます。
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