おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

口に運びたくなるお箸~市原平兵衛商店

京都2時間勝負の時、錦市場から駅に向かう前に、四条通を入ったところにある「市原平兵衛商店」さんに行きました。

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このお店は江戸時代から箸一筋に歩んできた、手削りの箸を売るお店です。250年の歴史を持つ箸の専門店。すす竹で作られたはみやこばしはとても有名です。

 

実は私、このお店のお箸をもう何年もお昼に使っています。お弁当用のお箸として箸箱とともに表参道の、作家ものの雑貨を揃えるお店で買いました。ちょっと高いけど、「みやこばし」って聞いたことあるし、何より使いやすそうなお箸。そう思って買ってみたらこれが大正解だったのです。

 

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このお箸、一般的なものよりも先が細いのですが、とっても丈夫なのです。何故丈夫なのかというと、使われているすす竹とは古民家の囲炉裏などで燻された竹のことで、この竹が固くて腐食しにくいのだそうです。お弁当は冷めてから食べるので、ごはん粒がお弁当箱の隅にくっつきやすいですよね。でもこの先が細くて丈夫な箸なら、一粒残さずつまんで食べることが出来ます。使い始めてから数年経ちますが表面が削れたりすることもなく、ずっと快適。もうこのお箸なしではお弁当が食べられません!(笑)

ということで、普段の食事に使うお箸も是非欲しいと、市原平兵衛商店さんを訪れたのでした。

 

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お店を入るとずらりと並ぶ箸。何をどう選べばいいの?と迷っていたら、お店の方がとても丁寧に教えてくれました。「これは菜箸と同じ役目」「これは盛付けに良いお箸」「これは普段の食事に使う箸」等、用途で説明してくれるのでとてもわかりやすく、盛付け用の箸2膳と、お弁当で使っているお箸によく似た普段用のお箸を買うことが出来ました。写真が上手くなくて色味がわかりにくいですが、普段用のお箸は塗りの部分が深紅でちょっと女性らしい色です。お弁当のお箸は、黒。


お店の方が何度も言っていたのは、「食洗器だけは絶対にダメ」ということ。「箸を一番傷めるから、絶対ダメ。それ以外は何も気にしなくて大丈夫」なのだそうです。
食洗器って意外と何でも洗えて、便利なのでお箸もガンガン洗っていましたが、そうだよなぁ、あんなに高温で毎日洗ったらそりゃ傷むし、使い込めば飴色になったり、味が出て来るものもならなくなるよなとちょっと反省しました。せっかくのいいお箸なのだから、大切に使おうと思います。

 

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「京こんぶ千波」さんで買ったきゃらぶきを盛ってみる。

取りやすいお箸は、ついついそのまま口に入れたくなるね(笑)

 

 

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覗いてくださり、ありがとうございます。
訪問いただいたしるしに、お弁当ぽちりとしていただけると大変嬉しいです。

 

     

 

また遊びにきてくださいね!

 

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