台風21号が関西・近畿地方に上陸した日、台風から遠い関東でも、特に風の影響を強く受けました。電車で都内から横浜方面へ帰宅するには多摩川を渡らなければならないのですが、大風が吹いている日はここが難所で、電車が止まったり遅延することもよくあります。この日は大事な会議が夕方からあり、休むことも、早く帰ることも出来ませんでした。というより自分が関わってきた仕事の最後の報告会議だったので、私がどうしても出たかった。職場で心配してくれる声もありましたが、最後まで仕事をしてから帰ることにしました。
実はこの日、夫は夜勤でした。前日から「学校の引き取り依頼があったらどうするか」「学童保育はどうするか」「万が一私が帰宅困難になったらどうするか」等々、あれこれ想定して話し合っていました。そして、日中何かあったら夫が対応、夕方何かあったら私が急遽帰宅、何もなくても万が一のご飯は準備しておくことにして、不安な顔の子ども達に「大丈夫だからね」と声を掛け、出勤しました。
日中は外を見たり、ネットで台風の状況を確認しながら冷や冷や（笑）
で、結果どうだったか。
会議は予定どおり参加、帰宅時はやっぱり風がすごくて電車が遅れ、別の路線で倍の時間をかけて帰ることにはなりましたが、帰宅してドアを開けたら、娘の「おかえりぃー」という元気な声がお風呂から聞こえてきて、リビングに入ると息子がｉPadを見ながら声高らかにアニメソングを歌っていました（笑）つまり、全然大丈夫でした。
子ども達は夫が出勤してから私が帰るまでの約4時間、宿題を済ませ、お風呂を済ませ、散らかってはいたものの仲良く2人で待っていました。台所には2人で食べたらしきおやつの空箱とお皿とスプーンが置かれていて、それを見て本当に成長したなとたのもしく思いました。
もちろん、子ども達に全てを任せるにはまだ早いし、年齢にかかわらず親はずっと子ども達を見守っていく必要があると思います。夫の家事サポート（今回は「万が一ごはん」に、チン出来るお好み焼きやドリアが買ってありました！）だってやっぱり必要だし、何よりまだまだ子供たちを心配に思うことがたくさんあります。でも、少しずつやらせてみる、任せてみることで子ども達は出来るようになるし、自信もついていく。今回は台風というアクシデントでしたが、2人だけでやるべきことを済ませて親を待つという時間は、保育園・学童と必ず大人が側にいた子ども達にとって、良い経験になったかなと思いました。
夕飯は冷凍していたドライカレーを使って簡単タコライスを作りました。帰り道に娘に「お米炊いておいて！」とお願いし、ちゃんとやっておいてくれたおかげで10分でご飯が出来ました（笑）
家族全員、ちゃーんと支え合うことが出来ているなと思えて、布団に入った時にしみじみと嬉しかった夜です。
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