おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

丑三つ時に響き渡る音

もともと怖い話とかミステリーとか都市伝説とか嫌いではないのですが、一人暮らしをしていた若い頃からその手の話を遠ざけていました。うっかり目にして怖くなってしまったら、たった一人の部屋でどうしていいかわからなくなる。特に最初に住んだ部屋は超がつくほど古かったし、防犯対策などないに等しかったので、不安になる情報はあえて目に入れないようにしていました。

 

結婚してからもなんとなくその癖は続いていたのですが、今年になって猛暑が続いていた7月終わり、本屋でふとこの本を手に取り、ぱらぱらとめくっているうちに「読んでみようかな」という気になりました。

 

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見るからに「怖いよ!」と言ってるような表紙のこの本。いざ買って読み始めたら、止まらなくなってしまいました。怖い。確かに怖い。怖いからやめられない。やめたら自分に怖いことが起きそうで、やめられない。でもこの「続きが読みたい」という感覚がなんとも久しぶりで、なんと私、その後次々とこんな本を買ってしまいました。

 

だから見るなといったのに: 九つの奇妙な物語 (新潮文庫nex)

 

ほぼ日の怪談。 (ほぼ日文庫)

いや、怖ぇーよ。一体何の修行だよ(笑)

というか、尋常ではなかった今年の暑さが私の気を惑わせたに違いない(笑)

 

でね、そんな本をずっと読んでいた先日のことなんですけど。

 

夕食後、リビングでうたた寝してしまって、気付いたら夜中の1時だったんです。私は寝る前にお風呂に入るので、あーまた遅くなっちゃったなと思いながら湯船に浸かっていました。お風呂を沸かしてからだいぶ時間が経ってしまったので、ちょっとぬるいな、追い炊きをしようとボタンを押し、お湯に浸かりながらまたウトウトしていたら、5分くらい経って急に。

 

タン、タララン、タララン~

 

とお風呂場に音楽が響き渡ったんです。

 

え?え?とちょっとしたパニックです。時刻はまさに丑三つ時。周囲の家も寝静まる夜中の2時。一体どこから音楽が?えーちょっと待ってちょっと待って。

 

・・と思ったのはまぁほんの数秒。

 

音楽の正体は、「追い炊き」と間違えて「お湯はり」のボタンを押していたがために「タン、タララン、タララタララララ♪~お風呂が沸きました」というお知らせが鳴った音でした。そんなことに全然気付かずウトウトしていた私は、それはもうびっくりして湯船を立ち上がり風呂から飛び出す勢いで(笑)だって、追い炊きならそんな音楽は鳴らずに自然と止まるから、私の耳超油断してた。

 

・・・アホか(笑)って自分に突っ込みましたけども(笑)

でもね、「丑三つ時の軽快な音楽」はそれはそれは奇妙でしたよ。

 

そうそう、思い出したんですが、私が過去読んだ中でいっっちばん怖かった本はこれです。 

墓地を見おろす家 (角川ホラー文庫)

サスペンスかと思ったら超ホラーで、もう本当に本当に怖かった。怖いの読みたい方、おすすめです。 

でもくれぐれもこんなの読んでる時は、丑三つ時にお風呂沸かしてタララン♪ に気をつけてね。

裸で飛び出したら風邪ひいちゃうからね(笑)

 

 

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また遊びにきてくださいね!

 

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