おばあちゃんの折り紙 - おいしい台所

玄関先を掃き掃除していたらお隣のおばあちゃんがやってきて、箱に入ったお菓子と一緒に折り紙で作った飾りをくれました。両面の折り紙を使って作った、おもちゃです。

くるっと回すと色が変わったり形が変わったりする。これを子ども達が結構喜んで、代わる代わるくるりくるりとひっくり返して遊んでいました。もう中学１年と小学５年だというのに、こういうものも面白いんだなとちょっとほほえましく見ていました。

お隣のおばあちゃんは、地域の老人会に入っていて、よく出掛けています。折り紙はそこで作るらしく、今までにもたくさんいただきました。いただいた折り紙は玄関やリビングに飾って楽しみます。こちらは花のまり。

こちらは箱。

「なかなか難しくてねぇ」とか、「今度は○○を作るのよ」なんて言いながらも、いつもとても嬉しそう。時々、「これから老人会なのよ」と言って家を出るおばあちゃんを見かけますが、普段塗らない口紅を塗って、すこーしおしゃれして出掛けていくおばあちゃん。歳をとっても、地域のそういった集まりがあって、楽しみがあって、つながりが出来るのは素敵だなと思います。

この間、地域の運動会に参加しました。最初にすず割りがあって、割られたすずの中から四角く切られた色んな色の小さな折り紙が落ちてきます。この色紙がその後のお楽しみ色当て抽選会につながるので、子ども達はとにかくたくさん集めようと一生懸命色紙を拾います。息子もたくさん拾ってきました。

小さな色紙を見ていたら折りたくなって、その中からなるべく正方形に近いものを選んで鶴を折りました。

一枚の紙を自分の手で形作るって、すごく面白いこと。娘は時々友達へのメッセージカードを折り紙を使って手作りしたりしていますが、子ども達には出来るだけ「作る」「生み出す」ことの面白さを知ってほしいなと思います。モノを作る楽しさは、料理だろうが手芸だろうがDIYだろうが、やるやらないは別にして、知っていることで世界が広がると思います。そのほうが、きっと楽しい。