おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

祖父の蕎麦猪口とガラスのコップ

一時期、骨董にハマったことがありました。骨董の持つ懐の深さや温かみに惹かれ、年に何度も東京近辺の骨董市に電車で出掛けては食器や雑貨、時には小引出しや小さな椅子までも持って帰ったことがありました。今はそこまでの熱は冷め、たまたま見かけた骨董屋さんを覗いたりする程度になりましたが、相変わらず骨董は好きです。

 

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わが家にある骨董のうち、私がとても大切にしている祖父の蕎麦猪口について、「みんなの暮らし日記ONLINE」に掲載いただきました。この蕎麦猪口をわが家ではどんなふうに使っているのか、写真とともにご紹介しています。詳しくは記事を是非ご覧くださいね。

 

minna-no-kurashi.jp

 

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さて、記事では陶器の蕎麦猪口をご紹介していますが、実は祖父母の家からもう一つもらってきたものがあります。それは、こちらのガラスのコップです。

 

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すごく軽いの。そして小さい。デザインも古くて、こんなコップ今見ないですよね(笑)これも多分蕎麦猪口と同じくらい古いものだと思います。

 

祖父母の家は今は建て替えられてしまいましたが、20年くらい前まで藁ぶき屋根で囲炉裏のある昔話に出てくるような家でした。家の中はとても暗いので、食事をする場所は奥の縁側のそば。夏に遊びに行くと、そこに置かれたちゃぶ台でご飯を食べました。ちゃぶ台にはいつもこのコップがあって、囲炉裏で沸かした麦茶をやかんから注ぎ、みんながこのコップで麦茶を飲んでいた記憶があります。

 

祖父の家が建て替えられてぴかぴかの一軒家になり、真新しい食器棚にこのコップがしまわれているのを見た時、このコップもいつか買い替えられて捨てられてしまうのではないかと淋しい気持ちになりました。それで厚かましいと思いつつも叔父に、「これいいよね。このコップ大好きなんだ」と言ったら案の定、「いくらでも持ってけー」と譲ってくれたのでした(笑)

 

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その時持ち帰ったのは4つ。大切に大切にしていたのですが、1つは落として割ってしまい、今わが家にはこのコップが3つあります。このサイズと形と重さが本当に手に取りやすく、特に夏はよく使います。大きなコップで飲む麦茶より、このコップに何杯も麦茶を注いで飲むのが好き。麦茶以外にも水もジュースも飲みますが、やっぱり麦茶がよく似合います。

 

祖父も祖母も亡くなった今、そしてあの頃の藁ぶき屋根の「おばあちゃん家」がなくなってしまった今、そこにあった蕎麦猪口とガラスのコップが今わが家にあるということがすごく不思議だし、貴重だし、大切にしたいと思う。でも、やっぱり骨董は使ってこそなんですよね。

 

いつか割れてなくなってしまうかもしれないけれど、大切にしながらも、これからもじゃんじゃんこのふたつは使っていこうと思います。

 

 

 

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