おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

お弁当に、揚げ物

朝の台所で、銅の卵焼き器の中ちりちりと揚がっているのは、イカフライ。端っこには1つだけ余っていた小さなチキンカツも一緒に、いい色に揚がっています。



お弁当にフライパンを使うのは、1種類。朝はとても忙しいので、自分の中でなんとなくそんなルールを決めました。例えば卵焼きを作ったらメインは凍らせておいたカツをチンするだけ。肉を炒めたら卵は作り置きの煮たまごにする。そぼろ弁当だったらたまごそぼろは作るけれど、鶏そぼろは冷凍しておいたもの、というふうに。

そう決めるとお弁当作りも案外楽で、作り置きもそれを見越したものを作るようになりました。とはいえ、「朝から揚げ物」は自分でも想定外。まさか朝からイカフライ揚げちゃうようになるとは、思いもよりませんでした。

夫の母はその昔、家族分のお弁当6つを毎日作っていたそうです。冷凍食品なんか使わず作るのは全て朝で、鮭を焼き卵を焼き、から揚げや天ぷらをするのもめずらしくなかったそう。「えー、無理。朝から揚げ物なんて、私には絶対出来ないなぁ」と言ったら「そりゃ今はそうよ。冷凍食品でいいのよ。便利だもん」と義母は言いましたが、その「今」になっても手を抜かない義母のお弁当は、たまに作ってもらうと味もおかずの種類も詰め方も完璧で、本当に美味しいのでした。

お弁当のために朝から揚げ物をしてみようかな?と思ったのは、銅の卵焼き器がわが家にやってきてからです。サイズが小さくふちが立ち上がっているので、油が少なくて済むし、銅の熱伝導の良さであっという間に揚がりそう。試しに実家からもらってきた冷凍のチキンを揚げてみたら、これが上手くいったのでした。

それ以来この卵焼き器は、フライはもちろん、ちょっとだけ残ったパンの耳を揚げたり、中途半端に残ったさつまいもを大学イモにする等、「ちょっとだけの揚げ物」にとても重宝しています。卵焼き器で揚げると、使う油は鍋に1センチ程度で済みます。揚げ終えたらウエスやキッチンペーパーで油を拭き取ってしまえば終わりなので後片付けも楽ちんです。



出来た揚げ物はやっぱり美味しくて、チンするだけの冷凍食品も時々使うけれど、ちゃんと揚げるとやっぱり違うんだよなぁと、お弁当を食べるたびに思います。


義母にはまだまだ敵いませんが、「朝から揚げ物」については「私揚げるよ。朝から、イカフライ。」とちょっと得意げに言えそう。

それもこれも、マルチに使える卵焼き器があるから、ですけどね。



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