おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

男女格差について考えた夜

先日、学生時代の友達Oちゃんと久しぶりに2人で飲みました。2人で飲むことも最近はめっきり減っていたのですが、きっかけは「将来のことも見据えて、正社員として働きたい」というOちゃんからのLINEでした。前後に旦那さんとこのままやっていけるか・・というようなことも書かれていたので、これはただごとではないかもと思い、土曜の夜に会うことにしました。


久しぶりに会ったOちゃんはとても元気でした。会うなり今のパートを辞めることや旦那さんの愚痴などをひとしきりしゃべり、「まぁでもそんなものかもしれないね」と納得し、結局お互い近況を話して終わりました。

私はOちゃんから相談があったら「正社員として働きたいなら応援するよ」ということや、「今ならこんな働き方もあるよ」「必要なスキルはね」等々伝えようと思っていたのですが、それについて話が出ることはありませんでした。会うまでの間に解決したのか、気持ちが整理出来たのか・・いずれにしても大事にならなくて良かったですが、ちょっと拍子抜けした感じもありました。


実はOちゃんとは過去疎遠になったことがあって、それは「仕事と子育て」に関する考え方の違いが原因でした。

お互い結婚も出産もあまり変わらない年齢で、夫の仕事も似ていて、家を買った時期が近かったこともあり、初めの頃は家族ぐるみで家を行き来したり旅行へ行ったりしてよく遊びました。ただ大きく違ったのが専業主婦を選んだOちゃんと、共働きを選んだ私の環境。

お互い理解しているつもりでしたが、ある時些細なやりとりから「専業主婦のほうがいい」「働いていたほうがずっといい」と言葉の端々に滲ませるようにちくりちくりとやり合って、そこからしばらく疎遠になりました。多分、お互いの立場で得られないものがあることがわかっていて、それを「自分のほうが幸せ」と言い合うことで自分の選択が正しいと思いたかったのだと思う。Oちゃんとはその後「あの時はむきになっちゃって」と仲直りすることが出来ましたが、今思い出しても、未熟というか、若かったなぁと思います。


Oちゃんと飲んだ帰り道、そんな昔のことを思い出しました。今回、仕事の話は出なかったけれど、過去そんなやりとりをした私に相談しようとしてくれたのは、ちょっと嬉しかったです。



あの時Oちゃんとやり合った「専業主婦VS共働き」について、結局どちらがいいのか私にはまだわかりません。どちらも同じように得るものも失うものもあると思います。どちらかしか経験出来ないのだから、ずっとわからないままかもしれません。様々な状況をふまえて自分が選んだ道なのだから、どちらも間違いではないし、自分が選んだ道を正しいと信じて進めばいい。今回Oちゃんが考えたように、私も時々(しょっちゅう?)考えるように、途中で軌道修正したり、違う選択をしたっていいのだと思う。


でもなぁ。
でも、もうちょっと。


もうちょっと女性が自由にその選択が出来るような社会になればいいのに。とは思います。

仕事にしろ子育てにしろ、選ばなかったから失うものは、女性にはまだまだ大きい。男性だって終身雇用が怪しくなり介護を担わなければならない今の時代、いつまでも「男が稼ぐ」では苦しいはずです。男性にも、社会にも、家事や子育てをシェアする考え方が浸透し、そんな仕組みがもっと出来たらいいのに。

WEFの発表した男女格差指数、149か国中日本は121位だそうです。こんなの見たら、やる気も失せる。いっそべったり男性に依存したほうが女性は幸せなのかもねって思っちゃうよね。


なんだかなー。


帰りのバスに揺られながら、眠気の襲ってきた頭で久しぶりにそんなことを考えた夜でした。

ま、それでも私は今日も働くんだけどね(笑)

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