我が家の隣には、私の母よりも少し若いくらいのご夫婦が住んでいます。
ご主人は時々千葉の畑に出掛けて野菜を作り、奥様は庭にたくさんの木々や花を植えて
日々の暮らしを楽しんでいます。
数日前、お隣の家の前を通ったときに、ゆすら梅の実がたくさん成っているのを見ました。
緑の葉っぱの中に小さくて真っ赤な実。ゆすら梅の実は少し水分の多いサクランボ
みたいな味で、甘酸っぱくて美味しいんですよね。
お隣の庭のゆすら梅を、美味しそうだな・・と、じーっと見ていたら。
通じてしまいました。私の想いが。
ピーンポーン。
「これね、うちのゆすら梅の実とリンゴでジャムを作ってみたの。
あんまりたくさんじゃないけど、よかったら食べてみて。」
と、まさにその晩お隣の奥様がやってきて、瓶にたっぷりと入った、まだ温かさの
残るジャムを手渡してくれたのです。
嬉しーい!
早速スプーンですくって一口食べてみると、ゆすら梅の甘味が広がってとっても美味しい。
そしてゆすら梅の色がそのままの鮮やかな赤。そのきれいさにもびっくりです。
翌日、朝食のトーストに、バターと一緒に塗って食べてみました。
いやもう、まじりっ気のない甘味と香り。本当に美味しいジャムでした。
もしかしたら。
私がじーっとゆすら梅を見ているのを、奥様見てたのかも。
きっと私、「欲しいなぁ、食べたいなぁ」って顔してたんでしょうね(笑)
・・だって、美味しそうだったから(笑)
明日もこれで、美味しいパンをいただきます!