先週末、月夜野での3日間の学童親子キャンプに
参加してきました。
これまで息子が保育園だったこともあり、自分も仕
事の都合で難しかったりと、夫と娘のみが参加していました。
今回は私と息子も参加し、家族全員での参加です。
結果から言えば、いやーーーー本当に疲れました(笑)
親子キャンプとはいえ、家族はバラバラです。
夫はキャンプ運営側(火焚き、各イベントの準備や片付け)、
娘と息子は高学年も交えたバンガロー、
私は自分の子ども以外のバンガローの世話係・・
つまり、自分の子どもの世話はほとんど出来ませんし、
食事作りや川遊びも、基本は自分の担当する子どもと
一緒にやります。食べるのも、寝るのも自分の子とは別。
家族揃ってハイチーズ、なんて場面もないわけです。
この3日間、どこも猛暑だったようですが、
キャンプ地(山梨)も例外ではなくすごい暑さでした。
この猛暑の中、川遊びや食事作りのサポート、
そしてエアコンどころかコンセントすらない
バンガローでの就寝は相当応えました・・。
そして何より、自分の子ども以外の子達の世話。
これは本当に大変でした。
自分の子どもならば「こらぁ!」と怒鳴って
やらせることも、同じようにするわけにはいかない。
自分の子どもだったら「やりたい」と言われても
「ダメ、危ないから」「時間かかるからダメ」と
やらせないことも、見守りながらやらせないといけない。
それも、数人いっぺんに。
自分の子どもだったら「これが出来るけどこれは苦手」
ということがわかっているけれど、それもわからない
子供たちを相手に、こちらも手探りで、でも仲良く
やれるようにお世話しなくちゃいけない。
精神的にも結構疲れました。
でもですね。
でも、その子どもたちの世話を通じて、
「あー、子どもって待ってればちゃんと出来るんだな」と、
ものすごく基本的なことなんですが、
それが出来ていなかった自分に気づきました。
普段忙しくしているから、子どもが疲れて
ダラダラしてると
「早く宿題やりなさい、明日の支度は?」
「早くご飯食べなさい」
「早くハミガキしなさい」
といつもいつも「早く早く」と急かして、
親の都合で動かしてしまうんですが、子どもって
親が我慢して待ってれば出来るんですよね。
キャンプでは食事が遅い子、片付けが苦手な子、
寝つきが悪い子、本当に色んな子がいっぱいいました。
でもじっと待っていたら、最後はちゃんと出来ました。
そういう風に待っていたら、それまで出来なかった
ことが出来た時、
「ねぇ、○○今日は全部食べられたよ!」
「もう食器洗ってきたんだよ」
と嬉しそうに自分から話しかけてきました。
こっちも嬉しくなって、いっぱい誉めました。
子どもは自分が「出来ない」ということをちゃんと
わかってるんですよね。そして出来るように
なりたいと思ってる。なのに「早く早く」と急かされたら、
ますます嫌になっちゃいますよね。
いやー、待ててなかったな私。今まで何回子ども達に
「早く」と言ってきたことか。
どうして他の子に対して出来ることが自分の子に
出来ないんだろう。
娘も息子も、きっと「待って」ほしいと思ってるはず。
シンプルにただ待って、出来たらたくさん誉めてあげる、
そのほうが子どもは成長するはずなのに。
そんなことに気づいたんです。
キャンプ、本当に疲れたんですが、他の子のお世話を
する中でこのことに気付けたのは大きかったです。
そして子ども達、本当に笑顔がキラキラしてました。
ゲームもアイスもエアコンすらなくっても、
元気に遊べるんですね。
年に一度、自分の子も他人の子もいっしょくたに
自然にまみれるのも、親も子も色々なことを
学べていいのかもしれない。
休み明け、ブヨにいっぱい刺された足下に
薬を塗りながらぼんやりそう思いました。
(虫だけはほんと、これだけは勘弁して欲しいん
ですけどね・・・(笑))