おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

はりねずみのほうき

20140905

 

「オレさー、小学生の頃スーパーカー消しゴムが

消えないってことに気づかなかったの。

あれで消したらますます黒くなっちゃってさー。」

 

夫のセリフです。

 

 

スーパーカー消しゴムなんて消すもんじゃなくて

遊ぶもんじゃん!ノック式のボールペンの頭で

はじいて、進んだ距離を競うアレだよね?

そういや私もよくやったなー。」

 

 

・・なんて会話を、

娘が、なかなか消えない消しゴムと格闘するのを

見ながら、夫と交わした昨晩。

 

そういえばオレも、そういえば私も・・と、

夢中になって話してしまうのは、それくらい

小学生にとっての文具が、記憶に残る

重要アイテムだったということでしょうか。

 

 

私が小学生の頃、遊べる文具というものは

ある種ステイタスでした。

くじつき鉛筆だの、字がかけて消せる下敷きだの、

人形が動くシャーペンだの、カレーの匂いの

消しゴムだの・・

大人にとってはなんじゃそりゃ?と思うものでも

そんな変わった、遊べる文具を持っている子は

クラスの中では憧れられる存在で、

私もお小遣いをもらうと真っ先に文具屋へ走ったものです。

 

 

ふと娘の引出しの中を見れば、アイスクリームの

分解消しゴムやら匂いのするペンやら、こねられ

すぎて真っ黒のねり消しやら・・時代は変わっても、

昔も今も小学生にとっての文具の価値って

おんなじなんだなと思います。

 

 

・・と、懐かしむのもいいんですが。

そんなんばっかり使っているから

全然消えないんですよー、消しゴム。

 

 

んもー、カスばっかり出て、肝心の字が消えてない。

黒くなるばかりのノートにイライラし、最後は

私が仕事で使う消しゴムを出してくる始末。

そして机の上には消しゴムのカス、カス、カス。

 

 

消しゴムのカスって、ちょっとぺたつくし

ポロポロになるし、集めて捨てるの面倒なんです。

でも、うちは子ども達の机がダイニングにあるので

消しカスを残しておくとなんとなく気持ち悪い。

 

そこで仕方なしと子どもに使わせることにしたのが

 

 

じゃーん。

[REDECKER/レデッカー]はりねずみのテーブルブラシ(馬毛)

 

はりねずみほうきー(ドラえもん風でお願いします。)

 

そもそもは台所で使おうと思って購入したものです。

隅のゴミをとったり、卓上のパンくずをとるのに良いなと。

何より可愛いからただ飾っておくだけでも良いなと。

 

 

ところがこれが、子どもの手のサイズにぴったり。

優しい毛が、消しゴムやえんぴつの芯を

掃きだすのにもぴったりだったんです。

 

掃いたあとはきれいでつるつるの机。

消しカスで手が汚れることもないし簡単で、

今では何も言わなくても子ども達は自分で

このはりねずみ君使って掃除しています。

 

 

ま、まめに使ってもらったほうが

はりねずみ君も嬉しかろう。

 

 

 

 

しかし今考えるとあれだな。

 

 

 

スーパーカー消しゴムでのレースって

超地味な遊びだったよな。

 

 

 

まぁ、どうでもいいんだけど(笑)