一人暮らしをしていた若い頃、花になんて
全く興味がありませんでした。
残業して飲んで帰り、帰宅したらお風呂に
入って即布団。休みの日も大抵出掛けていて
ゆっくり花を見たり、まして世話をするなんて
そんな時間もない生活。
それがどうしたことか、結婚してから少しずつ
部屋に緑が欲しくなり、外で土に触ることが
面白くなってきました。
歳、とったんだろうなーと思います。
人間の性とでも言いましょうか、何かを育てて
実らせ、最後まで見守ることが
面白くなってきたというか。
今では、植木鉢のアサガオから芽が出ると
「あー出たねー、頑張ったねー」と誉め、
伸びに伸びたブラックベリーの枝を切るときには、
「痛いねー、ちょっと我慢ねー」なんて声を掛け、
虫に食べられまくったレモンの葉に向かって
「ごめんね、大丈夫だからね」と謝ってる始末。
つい先日は元気のない
ウインターコスモス相手に、
「だいじょぶでちゅかー」とか
「お水あげまちょーねー」とか
言ってることにハタと気づき
誰も見てなかったよなと、周囲を見回しました。
特に今時期~初夏までの、虫が少ない、
芽吹きまでのワクワクが楽しめるこの時期は、
無性に花や土を触りたくなるのですが、
そんなこの時期大好きな花が、
パンジー・ビオラです。
パンジーやビオラはとっても丈夫で、
冬の寒さにも強い花です。
冒頭の写真は、今年の春にお隣の奥様から
いただいたパンジーです。
庭に植えたものを切っていただいたのですが
花瓶に挿してからもかなり長持ちしました。
上手に育てれば、初夏まで充分楽しめます。
ということで、先日買ってきたのがこちら。
名前が「ピンクコアラ」というんです。
このくすんだピンクが良いでしょー。
本当にコアラみたいでしょー。
ちんまりした背丈も、ぱっと開いて
咲くところも、よくよく見ると顔しかめた
おじさんみたいに見えるところも
大好きなビオラ。
こんな可愛い花を相手にしたら、
「たくさん咲きまちたねー」
「いいお天気でちゅねー」
・・って言葉が出てきても不思議じゃない
ですよね?
そんで、
「かーちゃん、花としゃべってんの?
・・・きもちわるっ」
と、母よりずっと現実的な小3の娘に
言われるのも仕方ない・・と。
うるさいっ、アンタも小さい頃は
このビオラみたいにちっちゃくて
可愛いかったのに!
・・なんて思っちゃうあたり。
やっぱり歳とったんだろうなぁ(笑)
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