少し前、何かの本で、「お母さんの手にある
常在菌が、おにぎりを美味しくする」と
書かれているのを読みました。
それを読んだとき、ああなるほどと思いました。
どんなに美味しいお米で握られた
有名なおむすび屋さんのものであっても、
それが機械や型を使って作られたものなら
人が握ったおにぎりには敵わない。
それが実感としてよくわかっていたからです。
なぜなら、食べたときに「味気ない。」
美味しくないわけではないんです。
ちゃんと万人向けに味付けされた美味しい味。
でも、「味気ない。」
この常在菌旨み説については、根拠が
ないと言われているようですが、
おにぎりしかり、惣菜しかり、自分が実際
食べて感じることだから、
私は信じるようにしています。
手ってすごいんだと。
特に、ママの手は、魔法の手。
なんでもできちゃう不思議な手、なのだと(笑)
さて、前置きが長くなりましたが、
何かと言うと漬物のお話です。
先日、かぶが安かったので、たくさん
買ってきて、スープやお味噌汁に
使いました。
そして余ったかぶを、浅漬けにしようと
思いました。
私の作る浅漬けは、さっぱりと塩だけ。
漬ける前には手でもみもみします。
■かぶの塩漬け
<材料>
・かぶとかぶの葉 3個
・塩(粗塩) かぶの重さの3%
<作り方>
1.かぶの葉を切って、1つ分を細かく切る
2.かぶは皮をむき、2~3ミリのいちょう切りにする。
3.ボウルに1と2を入れ、塩を加えて手でもみこむ。
4.保存袋に入れて、冷蔵庫に。重しになるものが
あればのせる。(お皿などでOK)
食べる時には水分を絞るので、
マルゴ醤油をちょっとたらして食べます。
さっぱりとして、たくさん食べられます。
この浅漬け、漬ける前の「手もみもみ」を
丁寧にゆっくりすればする程
旨みを感じる気がするんです。
忙しくてぱぱっと作った時と、
ゆっくりもみもみした時とは味が違う。
やっぱり母の手から、旨み成分が
食材ににじみ出ているんじゃないかと
思うのです。
科学的に証明とか、んなことどーでも
いいんです。
お母さんが作るごはんは、
お母さんが自分の手を通して、家族に
愛情を届けるもの。
自分の手から旨み成分が出てるなんて
考えるだけでモチベーション上がります。
夫がかぶの浅漬けを食べて
「うまい」というその一言に、
「そりゃ、魔法の手だからね」ってほくそ笑む。
そんなのが、楽しいなと思うのです。
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