旬のやさい歳時記 矢嶋文子
Amazonより------------------------------
「やさい塾」で有名な青果卸店「築地御厨」(店主・内田悟氏)で働きながら野菜と果物について学び、5年前から「八百屋瑞花」を営む著者の初の野菜目利き本。春夏秋冬よりもっと細かく、二週間単位の二十四節気で48種の野菜の旬を見極め、最高においしい時期の野菜を存分に味わうための情報が満載! 調理師免許も持つ著者がおすすめする野菜料理のレシピつき。
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皆さんは、野菜の旬ってわかりますか?
今はスーパーに行けば季節を問わず
色んな野菜が手に入るので、
旬がわかりにくいですよね。
でも、旬の野菜とそうじゃないものでは
値段だけじゃなくやっぱり味が違います。
例えば冬が旬の白菜。
冬には甘くて水分たっぷり、煮ればとろとろに
なる白菜も、夏から秋にかけては水分が
少なく、煮るとしんなりとして固いです。
それから夏が旬のきゅうり。
水分たっぷりで冷やして食べると美味しい
きゅうりも、冬は細いし、切ったときに
乾いた感じがします。
普段食べる野菜なら、誰でもそうやって
違いがわかると思います。
でも・・。
お店に入ってわーっと並ぶ野菜たちを見て、
旬がわかる野菜って一体どれくらいあるだろう。
普段、時間がないからこれを作ろう、
レシピに必要だからこれを買おう・・って
買い物している私には、実は旬を意識する
ことがあまりありません。
でも、野菜たちの本来の成長に合わせて
収穫する野菜、つまり旬のものが美味しくって
体に良いことはすごくよくわかる。
だから、色んな野菜の旬が知りたい!って
ずっと思っていました。
そんな時に出会った本です。
この本では、季節をさらに2週間で区切り、
その時に旬を迎える野菜と美味しいものの
見分け方が書かれています。
また、野菜についてだけじゃなく、その時期
体がこうなるから、こういうものを食べたほうが
いいよ、飲んだほうがいいよということが
書かれていてとても参考になります。
そして、矢嶋さんの野菜に対する視線が
とっても優しい。
野菜たちを心から愛しているのがよくわかるので
読んでいて野菜が無性に食べたくなります!
早速ですが、ブロッコリーの旬ってわかります?
実は、今!まさに、今が一番美味しい時
なのだそうです。なんとなく、菜の花なんかと
同じ春先なのかなと思っていたので意外でした。
これを読んだ後、スーパーでブロッコリーを
見たら、確かに安いし、少し前にくらべたら
茎も太くてしっかりしているし、つぼみも
きちっと閉じて、色もきれいな緑。
ナルホドナルホドと、ちょっと嬉しくなりました。
早速買って、まるごと朝食のスープに。
甘くて、美味しかった~。
野菜の旬と美味しい野菜の見分け方を
知って買い物をするということは、
食べ物に対する感覚を研ぎ澄ますような
感じがします。
「お、つやが出てきたぞ」
「形が丸いほうがいいんだったな」
「ひげ根が多いから美味しいぞ」
なんて、野菜を見比べての買い物は
ちょっと楽しい。
高い野菜をお取り寄せしなくても、
スーパーに売っている野菜でも、
美味しいものが見分けられるようになれたら
嬉しくないですか?
それだけで、料理の腕が3割位増す気がします(笑)
根をはって生きるチカラをもらえる「野菜」。
野菜の旬について、もっともっと知りたく
なりました。
さーて明日はどんな野菜を食べようかな。
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