休みの朝、パンがなかったので
蒸しパンを作りました。
冷蔵庫にあったいちごを使って。
赤い模様のでかでか蒸しパン。
うちには蒸し器がなく、蒸し料理は
全て蒸篭を使います。
寒い冬の朝、蒸篭の上で湯気を
のぼらせながらほかほかふくらむ
でかでか蒸しパンは、これはこれで
ありだと思う。
私の母は、お菓子は滅多に作らなかった
人ですが、私がうーんと小さい頃、
近所のお母さん達を集めて
台所でにんじんの蒸しケーキを
焼いていたことがありました。
にんじんのオレンジ色が鮮やかで、
食べれば甘くて、あの青臭いにんじんが、
こんなに美味しいケーキになるのと
びっくりしたことを覚えています。
色々なものを台所で作っていた母なのに
何故かその記憶がやたら鮮明なのは、
母がものすごく楽しそうだったから。
普段一人で作る「ねばならない」料理と
お友達と実験のように楽しむお菓子作りとは
やっぱり違ったんだろうなと思います。
自分が台所に立つようになってから
そんな母の大変さも楽しさも、
よくわかるようになりました。
あの時の母の笑顔は、私の目標。
子どもの記憶に鮮明に残るくらいの笑顔で
楽しく料理したいなと思います。
そんなことを思い出しながら食べる
いちごのでかでか蒸しパン。
味はそこそこだったけど、
作るのはとっても楽しかったから
やっぱりこれはこれでありだよね（笑）
＊＊トラコミュ作りました＊＊。
台所しごとについての楽しい情報が集まると嬉しいな。
 台所しごと |
----------
覗いてくださり、ありがとうございます。
訪問いただいたしるしに、どれかひとつ
ぽちりとしていただけると大変嬉しいです。
また遊びにきてくださいね！
