こういう昔ながらの飴って
なかなか見かけなくなりました。
原材料は、砂糖・水あめ・蜂蜜のみ。
口に入れると表面がざらざらとして
その舌触りが心地よく、ずっと舐めて
いても飽きないし、雑味が全くない。
透き通った金色のこの飴は、
本当に素朴な味がします。
この飴、私の実家の近くの道の駅で
いつも買っています。きっと他の
どこかにも売っているのでしょうが、
見かけたことがないので、実家に行くたびに
買ってくるようになりました。
子ども達もこのべっこう飴、大好きです。
子ども達がもっと小さな頃、電車で
実家に帰るのはすごく大変なことでした。
2回も乗り継いで2時間近くかかる長旅。
座れなかったら、愚図ったら・・そう考えて
お菓子や本やおもちゃや色々なものを、
カバンに準備して出掛けたものです。
そしてその中の一つだったのが、
このべっこう飴。
小さなきんちゃくに5~6個の飴をつめ、
子ども達が飽きた頃を見計らって
さっと取り出してあげる。
口に入れたときの至福の表情ったら(笑)
余計なものが入っていない安心感もあるし、
何より美味しい。そしてこの飴、結構
長持ちするんです。
子ども達の口からなくなった頃には
もう実家の駅近く。機嫌も良くなり、
みんなで残りの飴を開けて舐めながら
駅からの道を歩きました。
今は子ども達も大きくなり、電車で
ぐずるなんてこともなくなりましたが、
私のカバンにはまだ
このきんちゃくが入っています。
仕事帰りの電車の中で、疲れた頭を
リフレッシュさせるのに、ひとつ
口の中にぽいっ。
たちまちやさしい甘さが広がります。
(スーパーで買い物して、今日の献立は
あれとあれで・・)と、仕事から家事に
スイッチの切り替えをしながら、
疲れたけれど、よしもうひとふんばり!と
そんな元気が湧いてくる飴なのです。
今や私のカバンに、なくてはならない
元気の素です。
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