うちの台所道具10年選手
Vol4、サラダボウルです。
■サラダボウル
小さい頃、お友達と「今日の
（昨日の）ご飯は何だった？」
という会話をよくしました。
「えっと、カレーと、サラダと・・」
「煮物と、サラダと・・」
「お魚と、サラダと・・」
私がいつもいつもサラダを食べた
と言うので、友達から
「○○ちゃんちっていっつもサラダ
食べてるね」
と言われた
ことを覚えています。
それ位いつもいつも、食卓には
サラダがありました。
そして今も、実家へ帰ると
必ずサラダが食卓にのぼります。
結婚して２年位経った頃だったか。
母がいらないお皿を片付けるというので
捨てる前に見せてもらいました。
その中からもらってきたのがこの
サラダボウルです。
分厚いガラスで出来ているこのボウル。
私が小さい頃毎日食べていた
サラダはもちろん、フルーツポンチも
素麺も、このボウルで食べたことを
思い出しました。
「このボウルが欲しい。」
そう言うと、母はアッサリ、
「あげるわよ。」
そうかー、私には思い出のつまった
サラダボウルでも、母には多分
「古臭い昔のお皿」でしかないのだな。
母とのモノの価値感の違いは
良く感じることがありますが、
そこは、高度成長期終わりに
生まれた私と、高度成長期にモノを
買う人だった母との
大きな違いなのかもしれないなと
思います。
ともあれ、うちにやってきたボウル。
実家にあった時と変わらず、
毎日のように野菜や果物を
受け止めてくれています。
先日夕食後に、娘と一緒に
フルーツポンチを作りました。
缶詰の果物を切って、サイダーを
入れるだけなのですが、
このボウルに入れるとガラスの
カットがきれいなので
美味しそうに見えます。
考えてみればこのサラダボウルは
３０～４０年？もしかしたら５０年
くらい使われていることになるのかも。
骨董市に並んでいても
おかしくないわと思ってはいたけど
もしや同じくらいの歳なのかもと思ったら・・
「骨董」という言葉が
ずんと胸に重く響いた私です（笑）
＊＊トラコミュ作りました＊＊。
台所しごとについての楽しい情報が集まると嬉しいな。
 台所しごと |
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