20代後半から結婚するまでの5年間、一人暮らしをしていました。
週末には実家に帰っていたこともあり、荷物は最小限での一人暮らしでしたが、横浜で暮らした3年でも、東京で暮らした2年でも欠かさなかったもの。それが「コタツ」です。
一人暮らしを始めたときに買ったのは無印良品の1人用コタツ。それを春夏はテーブルに、冬になればコタツにして、寒い冬にはご飯を食べるのも、ちょっと仕事をするのも、時には昼寝も、とにかくコタツで過ごしました。実家でも小さい頃から冬にはコタツがあり、そこでおやつを食べたり、勉強したりするのが冬の恒例だったので、私にとってコタツはなくてはならないもの。電気代が安く済むこともあり、本当にコタツにはお世話になりました。
コタツよりもホットカーペットや床暖房派という方は多いと思います。私のまわりでも、「コタツは汚れるから嫌」という方が結構います。確かにそのとおり。コタツはコタツ布団が汚れます。気付けばみかんの皮やおせんべいの屑が落ちていたりする。コタツに入っている人はなんだかダラダラして見える。ならば布団で隠さず、ホットカーペットだけのほうが良い。それもわかります。実は私の夫はコタツ嫌い。時に夫は冷たい目で、ゴロゴロする私をじろりと見たりします。
でも、何故汚れるかって、コタツだとなんだか落ち着いて食べたり飲んだりしたくなるから。何故ダラダラして見えるかって、コタツだとぬくぬくゴロゴロしたくなるからであって、つまりものすごく気持ちよく寛げるからなのです。そしてちょっとダラダラしても許されるおおらかさが、コタツにはあると思うのです。
まあ・・。
何が言いたいのかというと、コタツで寛いでもいーじゃないか、ゴロゴロしてもいーじゃないか、冬は家族でコタツに集まって、ぬくぬくダラダラしてもいーじゃないか、ということです。
最近の私は夕飯を終えるとコタツにいそいそと入り、同じようにコタツに走ってくる子ども達の宿題を見たり、みかんを食べながら本を読んだり、娘に教えながら編み物をしたりするのが楽しみなのです。時に息子がコタツに潜ってウルトラマンや仮面ライダーのフィギュアで遊び、怪獣をコタツの中に忘れてきたりするので、足を入れるとバルタン星人が足にあたって「痛ててっ」ってことにもなるのですが、それもまたよしなのです。
我が家のコタツ部部長として、部員2名(娘と息子)とコタツを楽しむとともに、なんとか夫を勧誘しようと企む今日この頃であります。
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