去年のこと。合羽橋に行ったときに、欲しかったパン焼き網を見つけました。
朝は炊飯器や電子レンジや洗濯機や乾燥機など同時にいくつもの家電を使うことが多いので、「今レンジ使って大丈夫かな」とか「ご飯が炊けてからパン焼こう」とか、計算するのが面倒だったりします。そんな時、トーストをパン焼き網でさっと焼けたら楽じゃないかな。それに外はカリッと中はもっちり美味しく焼けるというし、焼き色もきれいだし、使いこなしたら楽しそう。ずっと欲しかったので、合羽橋で見つけた時は迷わず手に取っていました。
そうして。
ガスレンジ横に置かれること10か月。
パンを焼かれることなくガスレンジ横に置かれる様も、すっかり馴染みました。
・・っておい。
整理収納を学んでいる身としては、「使わないんかい!」と自分で自分にツッコみたい。はい、買ってから恐らく1回か2回使ったかどうか。その後はずっとこの位置にパン焼き網さん鎮座しています。
言い訳にもならない言い訳をさせてもらうと、まず
①火が消えてしまう。
はい。消えます。今のコンロには温度センサーという火災防止の優秀な機能がついているので、網が高温になると消えてしまいます。これはセンサーを解除すれば解決するのですが、いちいち解除してまた戻す、という手間が面倒でなんとなく遠のきました。
②一枚しか焼けない。
これはもうそのまんまなのですが、トースターなら2枚表裏同時に焼けるものが、一枚ずつ、片面ずつしか焼けない。朝は夫以外パン食なので、3枚に同じことをすると思うと面倒になりました。
こんがり、もっちり、直火で焼いたパンはとっても丁寧な朝ごはんな気がして憧れたものの、私には合わなかったのかな。・・なんとなくそう思い始め、でも悔しいので、せっかくの網だからとパウンドを冷ましたり揚げ物の受けに使ったりしながら気付けば10か月が経っていたのでした。
先日、台所を掃除していて目に入ったパン焼き網。
捨てるか、残すか、まだ迷っています。最初に使ってからだいぶ間が空いてしまったけれど、もう一度使ってみて、それでいまいちだったら捨てよう。そう思い、センサーを解除してパンを手に網を乗せ、火を点けました。
・・見事に燃え上がりました。
ぼぼぼーって(笑)←笑ってる場合じゃありません。
おぉっ燃えた!と慌てて火を消し、落ち着いて網を眺めたものの、コゲも埃も付いていないし、火が出る原因が思い当たらない。ちょっと網をふいて再度火にかけたらまたもや
ぼぼぼーっ。
なんだよっ。もう使わないぞ。捨てちゃうぞっ。と網をコンロからはずして水に浸け、今度はゴシゴシ洗いました。で、洗いながら思い当たりました。
「揚げ物の受け」。
ははーっ。
そりゃーそうですよ。セラミックの上に新聞なんかを敷いてはいたものの、洗ったつもりでいたものの、何度も油にさらされたセラミックさん。油がしっかり染みて、それはそれはよく燃えるはずじゃないですか・・。
なんか、やっぱり私とパン焼き網は相性が悪いのかも。私にはトースターのほうが合っているのかも。そんなふうに思い切ろうとしたのですが、その時どうにか焼き上げたトーストが思いのほか美味しくて、迷いに迷ってまたまたパン焼き網さんはガスコンロ脇に置かれるのでした。
モノを残す基準は、「『今』の私に必要かどうか」。さんざん勉強してわかっちゃいるのだけれど。どうにも思いきれないモノというのもあるものです。
いや・・つーか。
ちゃんとパン焼き網さんを生かす使い方をしてから、残すか捨てるか判断しようと思います・・。
反省(笑)
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