「おべんと帖百」伊藤まさこ
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牛肉のしょうが焼き弁当、スパムにぎり、ビビンパ、カツ丼、花巻サンド、かき揚げうどん・・!?日々のお弁当レシピからエッセイまで、おいしいお昼をもとめて、作って、食べて、買って、読んで。お弁当をめぐる100の話。
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伊藤まさこさんの素敵なところは、自分に無理を全くしていないところだと思います。ごはんも、おしゃれも、インテリアにも、無理が全くなくてどこかふっと抜けている。何をしてもセンスが良いのに、だからといってカッコつけてたり威張ったりせずに、「楽しいんだもーん」の一言で済ませているような軽さがある。そして何より私が好きなのは、「食べる」を大切にしていること。選ぶことも、作ることも、食べることそのものもとっても大切にしているところ。こんなふうに食べ物と向き合えたら素敵だな、といつも思うのです。
そんな伊藤まさこさんの著書「おべんと帖百」は、娘である胡春さんのための毎日のお弁当とお弁当にまつわるエッセイ、そして買って美味しかった(美味しいと聞いた)市販のお弁当についてもたくさん紹介されていて、お弁当についてがぎっしりと詰まった一冊になっています。
まさこさんのお弁当は、前の晩の残り物だったり、寝坊して冷蔵庫にあるものでちゃちゃちゃっと作ったものだったりと、普段私たちが作るお弁当と何ら変わりがありません。おかずもメインの他は1~2種類だったり、お漬物だけなんて時もあります。それでも全てが美味しそうに見えるのは、ちゃんと愛情込めた手作りだから。
作った後「美味しく食べてくれるかな」と気にしている様子がエッセイからすごく伝わってくるのですが、食べる時までを想像して相手を気に掛けられるのは、手作りだからにほかならないと思います。毎日のことだから無理は禁物だし、冷凍食品だって上手に使って良いと思うけれど、子ども達から空のお弁当箱を受け取るときに「どうだった?美味しかった?」と確認したくなるような、気持ちを込めたお弁当を作っていきたいなと思いました。
ところで、この「おべんと帖百」を読んで、どうしても欲しくなって買ったものがあります。
スープジャーです。
この本の中で、スープのお弁当がたくさん出てくるのですが、ミネストローネにパン、あんかけに中華麺等々、スープジャーをうまく使ったお弁当が本当に美味しそうで、買ってしまいました。
こんなのをジャーに入れてパンと持っていったり。
こんなのをジャーに入れて、固焼きそばと持っていったり。
スープジャーが欲しい!と思って買いに行ったのですが、大きかったり、カラフル過ぎたり、キャラクターが大きく書いてあったりしてシンプルなものがなかなかない。ようやく見つけたのが、このアフタヌーンティーのスープジャーでした。
これを使って温かいものも冷たいものも、色々に持って行けると思うとわくわくします。
で、最初に使ったのは。
お味噌汁なんですけども(笑)
もうすぐ子ども達は夏休み。
暑い夏のお弁当には毎年頭を悩ませるけれど、プールに行ったり、炎天下の公園で大汗かいて遊ぶ子ども達が元気に過ごせるよう、気持ちを込めたお弁当を頑張って作ろうと思います。
あ、いや。「頑張って」じゃなく、「楽しいんだもーん」って思いながら作れたら、最高だなあ。
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