毎年、夏になるとリビングに籐のむしろを敷きます。
本当は丸出しの床が好きなのですが、子ども達も夫も、何も敷いていない床にじかに座ることに抵抗があるらしく、夏も冬も何からしらの敷物を敷いています。夏場はこの籐のむしろ。お風呂屋さんの脱衣所に敷いてあるような、あれです。
何か夏の敷物を、と考えたときに思い出したのは、祖父母の家でした。ちゃぶ台の下にはむしろが敷いてあり、扇風機が置いてあって、ご飯を食べ終えたおじいちゃんがゴロンと横になりながらテレビを見ていました。あんなふうに、ゴロンとしたくなる敷物がいい。フローリングだけでなく畳にも合う敷物がいいな。そうやって探し求めて、夏原籐製作所さんの籐むしろにたどり着いたのでした。
夏原籐製作所さんHP
http://www.n-tou.com/mushiro-goods.html
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実際に使ってみてわかったのですが、籐のむしろは涼しい!
何故涼しいかというと、足で踏んだときに冷たいのです。素足で踏むとひんやりとした籐の感触とともに、籐の継ぎ目・網目の微妙な刺激が心地良く、ずっとそこに居たくなります。これを敷いてからというもの子ども達は、普段は奪い合って座っているソファにも座らず、むしろの上に座ってテレビを見たり、本を読んだりしています。
先日、ものすごい暑かった日曜日、子ども達と映画を観に行きました。バス停から汗をかきかき帰ってきて、娘がまっすぐに向かったのはむしろの上でした。
麦茶を飲んで、ああゴロゴロしはじめたなと思ったら、小さなイビキが聞こえてきました(笑)窓からの風も入ってくるし、背中では扇風機がまわっていて、気持ち良いんだろうなぁ。
この後彼女は2時間眠りこけました(笑)
こんな写真撮られたと知ったら、怒られんだろうなぁ・・。
本当は、祖父母の家のように縁側の見える和室にむしろを敷いて、ちゃぶ台に扇風機に、縁側からは風鈴の音が聞こえるような、そんな風景が理想なのだけれど。
ずっと使い続けていつかこのむしろがあめ色の味のあるむしろに育ったとき、おばあちゃんになった私がおじいちゃんになった夫とこのむしろの上にちゃぶ台を置いて、麦茶を飲み飲み外を眺めていられたら幸せだなと思う。祖父母の家のように。
籐むしろは、我が家の夏の、お楽しみ。
子ども達が居ない日に、私もゆっくりお昼寝しよう。
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