5月の終わりに塩漬けしたらっきょう。6月の終わり頃に塩抜きして甘酢と醤油に本漬けしたものが、最近ようやく馴染んで美味しくなってきました。
らっきょうを漬けはじめて3~4年、ここ数年は塩漬けしたら安心してしまってそのまま半年以上放っておくこともあったのですが(それはそれで美味しいのですが)、今年はすぐに本漬けに入りました。最近のお弁当には、ごはんの隅っこに甘酢かしょうゆのらっきょう2つが定番に(笑)塩抜きがいつも適当なのでしょっぱく仕上がることも何度かありましたが、今年のらっきょうは半日かけて塩抜きしたらこれが絶妙な塩加減で、我ながら美味しく出来ました。
私の母はらっきょうを漬けませんが、義父は毎年漬けてお酒のつまみに楽しんでいます。義父は梅酒も漬けるし、沢庵も毎年漬けてお友達に配っているし、屋上ではきゅうりにゴーヤにピーマンにトマトにナスを育て、その横に屋根付き・テレビ付きのお昼寝スペースまで設けて家庭菜園を楽しんでいます。屋上は虫が来ないから、野菜は受粉させなければならないんだって。でも蚊に悩まされたりすることもないので、ビールを飲み飲み野菜をいじり、夕涼みしているようです。そんな義父を見ていると、かっこいいなぁといつも思います。
私がたまに遊びに行って「おとうさんは?」と聞くと、義母は怖い顔して(笑)「屋上だよ!まったく毎日ピーマンにゴーヤで飽きちゃうよ」なんて言いながら、立派に育った野菜たちを見せてくれます。(多分本当は嬉しい(笑))
そんな義父が漬けるらっきょうは、いつも塩漬けなしのしょうゆ漬け。毎年今くらいになるとその年のらっきょうを食べさせてもらうのですが、これが美味しいのです。らっきょうはいつも大量に取り寄せ半日がかりで皮を剥くそうで、毎年毎年これが大変だといつだか義母はこぼしていました。でもこの義父のらっきょう、らっきょうに秘密があるのかしょうゆに秘密があるのか、聞けば「しょう油しか入れてないよ」と言われるのですが、とにかく美味しいのです。
ずっと作っていたら私も、定番の味が出来るんだろうか。
今はまだまだ、塩抜きですら落ち着かない私のらっきょうです。
義父とはいつも野菜談義で盛り上がるのですが、今度義父のらっきょうの秘密を探ってみようと思います。私のらっきょうも食べてもらって、評価してもらおうかな。
そういうの、ちょっと楽しいです。
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