朝起きて、リビングに入ったとき。
床の上にこんなものがいたら、あなたはどうしますか。
こんなのが。
３匹も。
その① ひょいとつまんで生きているか確かめる。
その② 逃げる
その③ 言葉を失う
私の場合、「・・・ひっっ！」という声にならない声を出し、その場に固まりました。
・・・つまり③
子ども達が夏休みに入ってからというもの、学童に持って行くお弁当を作る為、いつもより早起きしています。今時期は起きる頃には外はすっかり明るいので、雨戸を開けて朝の風をリビングに入れるのも気持ちよく、寝ぼけた頭もシャキッとします。その朝もそんなふうに爽やかに迎えたのですが、これを見てシャキッとを飛び越えて心臓止まりそうになりました。
このカブトムシとクワガタ、息子がガチャガチャで出したおもちゃなんです。そう、偽物。偽物なんですがこれが妙にリアルで、また息子があちこちに置くものだから、電話のそばに置いては夫が「っっと、びびったー」と。ソファに置いては娘が「ちょっと！踏んじゃったじゃん！（←さすが、強い）」と。そして私はといえば、あっちで「・・・ひっっ！」、こっちで「・・・ひっっ！」と、心臓に悪い日々なわけです。
ここ数年、夏休みといえば実家の母やお隣のおじいちゃんからカブトムシやクワガタをもらって飼っていました。去年飼ったのはオスとメスのクワガタ「クワ子」と「ガタ男」。この２匹は随分長生きして秋も深まる頃までうちに居ました。今年はクワガタもカブトムシも飼う予定がなく、息子が淋しくなったのか自分のお小遣いを使い３回もガチャガチャをやってこの３匹を手に入れたのでした。
・・気持はわかる。
・・わかるが、リアルすぎる。
まだまだ続く夏休み、この３匹に限らずあちこちに散乱する子ども達のあれやこれやに、心臓が持つかどうか不安になってきました。それ以前に子ども達に「片付けろー！」という怒りの鉄拳を私は何度振り下ろすのか・・・ああ、夏休み（笑）
さて、その日のお弁当。
カブトムシ発見のびびりが、はみ出た海苔にあらわれているようだ（笑）
まったく。もう。
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