８月も最後の週末に、伊豆へ遊びに行きました。
お盆を過ぎ、台風の目が西からやってくる予報のこの週末は、ビーチラインも混んでいないし、海岸沿いの道路でうちわを振って呼び込む海の家のおじさん達もいないし、空は真っ青に晴れているのに、たくさんの貸し浮き輪が下がった海の家も海も、なんとなく淋しげに映りました。
私の両親は２人とも福井県の出身なので、私は子どもの頃毎年お盆になると、福井のおばあちゃんの家に遊びに行きました。私自身はなんとなくしか覚えていないのですが、両親と福井の海に遊びにも行ったそうです。夏の海といえば福井しか知らなかった私は、ある夏関東の海水浴場へ連れて行かれた時、汚れた浜辺と海を見て「こんなの海じゃない」と入ろうとしなかったと聞いたことがあります。今思えばなんて生意気な（笑）きれいな海に連れていってもらって、幸せな子どもでした。
うちの子ども達も、今よりもっと小さい頃から何度か海へ連れて行っています。伊豆でよく行く海水浴場は、岩場に魚を見ることも出来るきれいな海。今回も、「海もまだ入れるよ。海へ行く？」と聞きましたが、「波が嫌。魚が怖い」と海よりプールを選ぶ子ども達。
そうか。でもね、中学生になり高校生になり大学生になって、友達と出掛ける海はきっと楽しいよ。きっとふたりとも、行くんだろうね。そんなことを言いながら、ああそうしたら私はもう、海で泳ぐこともないのかな。と、ぼんやり思いました。
そういえば、昨晩は子ども達に「もう夏が終わっちゃう、寒くなっちゃうから」とお願いされて古い古いかき氷器を持ち出し、冷蔵庫にあったあんずシロップの残りと、カルピスでかき氷をしました。
もはや骨董？の、パンダかき氷器。夫のものです。
もう夏休みも終わり、夏も終わりということを、子ども達なりにちょっと淋しい気持ちで感じているのかもしれないですね。
食べ終えて寒い、寒いと言いながら、子ども達楽しそうでした（笑）
海の家もかき氷も夏のものなのに、見るほど、食べるほどに終わりを感じる晩夏です。
もう８月も、終わりですね。
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