以前読んだ本に「パン食は油脂分や糖分を摂りすぎるから良くない」と書かれてあったのを見て、朝食はパンよりもごはんを多くするようになりました。幸い、子ども達も海苔の佃煮や納豆やたまごで食べるごはんが好きなので、パンと同じくらいごはんもよく食べてくれます。
問題はどちらかといえば私のほうで、小さい頃から朝はパン、お昼も用意がなければパンを買ってきて食べることが多かったので、パンを食べる回数が減ってしまった今、「うーーー。パン・・パンが食いたい・・」と時々禁断症状のようにパンを欲しています。
油脂分や糖分が多くなるということは、食パンに塗るバターやマーガリンやジャム、そして付け添えにはハムやウインナーなどの加工食品を多く摂りすぎてしまうということ。ならばパンも玄米を食べるようにパンそのものに栄養分を閉じ込めて、しかもそれだけで美味しいパンが作れたらいいのにな。そんなふうにぼんやり考えていたとき、この本に出会いました。
![]() |
「毎日食べたい!食物繊維たっぷりの からだにいいパン」石澤清美
この本には、現代人が食事で不足しがちな食物繊維(野菜・海藻・豆など)をたっぷりねり込んで作るパンのレシピがたくさん載っています。例えば食パン1枚なら食物繊維1.38グラム、玄米ごはん1杯なら2.24グラムですが、レシピにある「大豆とパセリのパン」1枚なら、2.5グラムもの食物繊維を摂ることが出来ます。他にもアボカドのパン、乾燥あずきのパン、雑穀ミックスのパンなど、見るだけでわくわくするような体に良さそうなレシピがたくさん。お休みの日を心待ちにし、さっそく簡単そうな「ゆであずきと松の実のパン」を焼いてみることにしました。
材料は、強力粉と水・塩・イーストにゆであずきと松の実のだけ。本当はゆであずきは無糖を使うのですが加糖しかなかったため、レシピにある砂糖は入れずに作りました。バターも使いません。ものすごくシンプル。
一次発酵は、炊飯器でやってみました。生地をそのまま入れて保温。1.5倍くらいに膨らんだら保温を止め、濡れふきんをかけてしばらく待ちます。今時期はちょっと涼しいとなかなか膨らまないですが、炊飯器ならば40分ほどでこんなふうに膨らみます!
こねるのは一次発酵、二次発酵の前に軽く。本当にこれでいいの?と思うくらい軽くです(笑)二次発酵が終わったら型に入れて焼きます。
出来上がり。
本当はあずきの粒を残したかったのですが、こね過ぎたのか生地になじんでしまいました。
焼き上がったのは夕方だったので、その晩作ったオムライスの横に味見としてちょこんとのせ、みんなで食べました。
食べてみると、お。もちもち~!砂糖は入れていませんが、あずきのやさしい甘味が効いていて、何もつけなくても十分美味しい。そしてこのパンの食物繊維量、1本の1/6量(6枚切り1枚分)で、なんと3.4グラムです!!!すごい。
よーし今度は大豆にしようかな。それともひじき?おから?と、本を見ながらわくわくしています。
そして。
このパンを焼いた数日後の朝ごはん。
あずきなら、きなこなら食物繊維が摂れるからいいんだよね?と自分に言い聞かせながら。あれ?これって少し前の日々の朝ごはんじゃね?とつっこみながら。
・・結局そのうちまた、パンに戻っちゃうかもね(笑)
やっぱり好きなんだなー、パン(笑)
ごはんもパンも、体に優しいものを、もりもり美味しく食べられるならそれが一番。
だよね(笑)
----------
覗いてくださり、ありがとうございます。
訪問いただいたしるしに、お弁当ぽちりとしていただけると大変嬉しいです。
台所しごとをテーマにしたブログコミュニティです。こちらも是非。