せいろを使ってもう10年余り。すっかり飴色になったせいろは、それでも全く問題なくうちの台所で活躍しています。
せいろって場所を取るし、どうやって使えばいいの?どうやってお手入れしたらいいの?と使う前はちょっと悩む方がたくさんいるんじゃないでしょうか。そんな方のために、「いやいや、せいろはこんなに簡単で便利なのよ」というお話を、ハレタルさんで記事にしました。私の大好きなでかでか蒸しぱんの写真もあるので、是非読んでみてくださいね。
さて、せいろといえば先日のこと。
夫も子ども達も、もちろん私も大好きな「肉だんごと春雨と白菜のスープ鍋」を作りました。
このお鍋は大好きな栗原はるみさんの季刊誌「haru_mi」に何年か前に載っていたレシピで、一度作って以来毎年冬になると何度も何度も作るお鍋です。その日は作る前から決めていました。「冷凍庫にこの間中華街で買った花巻があるから、明日のお弁当はスープジャーにこのお鍋の残りを入れて、花巻をせいろでふかして持っていこう」と。
ところがその晩。今シーズン初めて作ったこのお鍋に家族の反応の良いこと良いこと。みるみる具が減っていき、肉だんごも残り数個、白菜といったらぺらぺらと底に数枚が沈んでいる程度になってきました。
「ちょっ・・ちょっとまった!ストップ!」とみんなの箸を止め、慌てて小鍋を持ってきて残っている具をお弁当用にと取り分けた私。もちろん家族からはブーイングです。そりゃそうだ。最後まで食べられないのって満足度が違う。
そこで、すまん許してくれとばかりに用意していた焼きそば用の麺を取り出し、「ね、これ入れたらほら、美味しいよ!」と締めのラーメンにしたのでした。・・・セーフ(笑)
翌朝。
花巻1つのためにせいろを登場させ、お湯は少な目に沸かしてふかすこと10分程度。ほかほかの花巻の出来上がりです。湯気を上げる花巻を見て、すぐにでも食べたい衝動に駆られますがぐっと我慢(笑)
こうして、スープジャーにお鍋の残りを入れ、ほかほか花巻はワックスペーパーに包んでお弁当に持って行ったのでした。
家族から奪った(すまん(笑))肉だんご鍋は、温かくて最高に美味しかったです。そして何より花巻。せいろでふかした花巻は、時間が経って冷めてしまってもしっとりとして美味しかった。
今度はたくさん鍋を作って、また花巻と一緒に持って来よう。それともわかめスープに肉まんをふかそうかな?
なんて色々思いをめぐらしたその日のおいしいランチでした。
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