少し前に栗をいただいたんですね。
確か去年もいただいて、その時は茹でて食べたんだけれど、子ども達は相変わらずあんまり食べなくて余らせてしまった記憶がありました。だから今年は甘露煮をしよう、と思ったんです。
鬼皮は楽に剥いて、苦手な渋皮もどうにか剥いて、なんだあとは煮るだけじゃん!と余裕でいたんですね。
そしたらコレです。じゃーん!
あえて後ろにしてますが。
数個以外は粉々ー(泣)
栗って固いイメージがあったから、勢いよくグツグツやっちゃったんですが、固いのは皮だけで繊細な食べ物だったんですねぇ。気付いたときには既に遅し。火を止めてそーっとすくっても、ほろほろほろと崩れる栗たちは、「火、強すぎなのよアナタ!」と全身で訴えてきました・・・ごめんよ、栗。
そんなわけで失敗した甘露煮ですが、ならば崩れた栗を生かしてやろうじゃないのと作りました。
■くずれ栗と抹茶のパウンドケーキ
<材料>
栗の甘露煮適量(崩れたもの(笑)カップ1/2くらい、まるごと5粒くらい)、小麦粉120グラム、きび糖60グラム、卵2個、バター80グラム、ベーキングパウダー小さじ1、抹茶小さじ2
<作り方>
ボウルに室温にしたバターときび糖を入れて混ぜ、卵を1つずつ加えて更に混ぜる。ふるった抹茶と粉類を入れてさっくりと混ぜ、崩れた栗を加えて混ぜる。
型に入れてまるごとの栗を乗せ、170度のオーブンで35~40分焼く。
緑色がきれいな、和のパウンドケーキの出来上がり。
中には小さな栗がたっぷりと。上にはまるごとの大きな栗。
スライスした写真のパウンドがやけに短いのは、調度遊びに来ていた息子の友達に持たせたから。そして写真を撮ったあとは更に半分をお隣のおばあちゃんに持っていきました。栗はおばあちゃんからのいただきもの。こうしていただいたものを加工してお返しするのがとても楽しいのです。
残った数切れは、おやつでいただきました。
砂糖少なめの生クリームと一緒に。
抹茶のほんのりとした渋みと栗が絶妙~。
ごちそうさま。
おばあちゃんのお家に持っていったとき息子がついて来たのですが、パウンドケーキを渡し甘露煮の失敗についてひとしきり話した後帰ろうとしたら、「あ、ちょっと待って」とおばあちゃんが台所から袋を持ってきて、息子に渡しました。
きらきらに包まれた、小さなハロウインチョコレート。
栗がチョコレートに。
それはもう見事な化けっぷりでした(笑)
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