「この間ね、ジャムをもらったんですよ。2瓶も。そうしたら賞味期限が残り3週間くらいしかなくて、うちパンをあまり食べないからどうしようかなって。」
会社の後輩が、ランチ時に話しかけてきました。聞けば、「旦那が会社でもらってきたんだけど、うちは夫婦2人だし、2瓶も到底期限までに食べられそうもない」とのこと。ジャムは密閉しておけばそこそこもつはずだけど、どんなジャムなんだろうと思って聞いてみました。
「えっとね・・・お茶のジャムなんです。緑色なの。あとは、サツマイモのジャム。どっかのホテルが出してるらしいんですけど。」
そこでピンときました!「も・・もしかしてそれって知覧茶ジャム!?」「ああ、そう。それです。」
興奮気味の私を変に思ったらしい後輩に、知覧茶ジャムとはいかに貴重なジャムかを教えてあげました。
知覧茶ジャムとは、鹿児島県特産の「知覧茶」を材料にしたジャムのことです。ホテルというのは、鹿児島の老舗ホテル、「城山観光ホテル」のことで、ホテルの朝食で出されたジャムがお客様の強い要望により商品化されたもの。着色料などはもちろん使用せず、茶葉の色や香りを損なわずに濃厚なミルクとあわせ、こだわって作られたこのジャムは数量限定で、つまり多分鹿児島じゃないと手に入らない。ものすごく貴重なジャムなのです。
後輩は私の話を聞いて頷きながら、「それなら大事に食べたいけど、本当に食べ切れないからもったいない。もらってくれませんか?」と嬉しいことを言ってくれました。いやー、なんだか催促しちゃったみたいじゃない。悪いなぁ・・じゃぁ、味見にね、ちょっとだけちょうだい、と言いながら顔は多分ニッコニコだったと思います。ごめんよ、後輩。
さて、そうして我が家にやってきました、知覧茶ジャムと安納芋ジャム。
まずはそのままなめてみます。
知覧茶ジャムはしっかりとしたお茶の香りがします。苦味はほんのり。基本ミルクジャムなのでとってもクリーミーで、そのちょっとの苦味と香りが混ざり合ってなんともいえず美味しい。そしてもう一つの安納芋ジャム。もうね、これはね、芋好きにはまずいと言う人はいませんね。ただでさえとろりとした甘い安納芋ですが、そこにミルクが加わることで、やさしーい味になってます。どちらもそのまま食べてしまいたい美味しさ。
どうやって食べようかなと迷って、やっぱり最初はパンだなと朝食のトーストに塗って食べました。
知覧茶ジャムは、バターときな粉と一緒に。きな粉に砂糖は入れず、ジャムの甘味でいただきます。
美味しいよーーー。
そしてもう一つの安納芋ジャムはなんと。
クリームチーズと合わせてみました。これぞ私の好きな甘しょっぱい組み合わせ。しかも大好きなサツマイモとチーズの組み合わせなんていったら・・・まずいわけがありません!
そしてその後。
夜のお楽しみタイムです。
いや、これはさすがに。アイスもジャムもこんなにたっぷり、しかもこんな時間にはさすがにまずいだろ?と思いながらの「23時のアイス&安納芋ジャム」。
これがまた美味しかった・・・。いいんです、もう太っても。
後輩からは1/3瓶ほどおすそ分けしてもらいました。残りはどうやって食べよう。牛乳に入れても、ヨーグルトに入れても美味しいらしいんです。すごく楽しみ!
ところでこの知覧茶ジャムですが、知ったきっかけはブログ「はまあやのくらし」のはまあやさんから教えていただいたことでした。
鹿児島に住んでいらっしゃるはまあやさん。ブログでは育てていらっしゃるバラのことや日々のごはんや鹿児島のことなど、日々の暮らしを綴られていて、いつも楽しみに読ませてもらっています。
はまあやさんに教えてもらっていなかったら、このジャムは私の口に入っていませんでした。はまあやさん、ありがとう。
九州は福岡に仕事で行くことがありますが、鹿児島は行ったことありません。
いつか行きたいなぁ。
こんな美味しいジャムになる知覧茶も、飲んでみたいです。
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