おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

大根葉を、食べよう

大根が旬です。

 

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うちでは1本まるごとを買い、義父母に教わった方法で冷蔵庫に保存しています。1本丸ごとでもぺろりと食べられてしまう大根の食べ方色々を、ハレタルのコラムの中でご紹介させていただきました。よかったら読んでみてくださいね。

 

haretal.jp

 

先日、お隣のおばあちゃんから、葉つきの大根をいただきました。

 

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早速葉を切って冷蔵庫にしまい、切った葉は少し水につけてシャキッとさせて、ごま油としょうゆ、お砂糖とお酒、お塩少々と炒めました。

 

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ご飯にのせて食べると美味しい。朝ごはんのお供に、お弁当のふりかけとして色々に使えます。

 

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大根の葉は、大根そのものが大きく育ってからもこうして食べることが出来ますが、実は疎抜き(おろぬき)した葉のほうが柔らかくて美味しいです。疎抜きの葉とはつまり、大根が大きく育つよう密生しているところから間引きされた葉のこと。疎抜きの葉は大根の出始めにスーパーなどで時々見かけます。大根が旬を迎える頃にはもちろん売り場からなくなってしまうので、見かけたらすぐに買うようにしています。買った葉はすぐに茹でて冷蔵庫へ。この疎抜きの葉と豚ばら肉をお砂糖とお醤油だけで炒める炒め物は義母から教わりましたが、このためだけに買いたいと思う程、美味しい。

 


子ども達がまだ小さい頃、義父の実家にこの疎抜きのお手伝いをしに行ったことがあります。

 

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その頃義父は毎年時期になると疎抜きの手伝いに三浦まで義母と出掛けていました。子ども達にもきっと面白いからと義母が誘ってくれ、私たちも一緒に三浦まで出掛けたのです。

 

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子ども達は泥遊びの延長で、抜いた葉をいじったり、土にまみれて遊んでいましたが(笑)、一緒に行った私は真剣。小さい頃の芋掘りを思い出しながら、「ここをこうして、こういうのを抜いてね」と言われるがままにたくさんの大根を抜き、それを縛って軽トラックの荷台にのせて、半日農家体験させてもらいました。秋晴れの下体を動かし、とっても気持ちよかった。帰りにたくさんの疎抜き葉をもらってきて、炒め物以外にもおひたしやお味噌汁の具にしたり、しばらくの間楽しみました。

 

 

今はもう、義父の実家では大根を作るのをやめてしまったそうで、私たちはもちろん、義父母が行って手伝うこともなくなりました。

なんだか淋しいなぁと思います。

 


でも、スーパーで疎抜き葉を見かけるたびに思うのです。

多分私は、人よりちょっと疎抜き葉の美味しい食べ方を知っている。

だから、子ども達も疎抜き葉の美味しさを知っている。

あの日の経験が、いくつもの「美味しい」につながったよなぁと。

 

 

 

最近は葉が切られた大根も多いですが、みなさんも葉付きの大根があったら是非買って、それこそ葉っぱも丸ごと食べてみてほしいです。

 

そして来年、旬の前にどこかで疎抜き葉を見つけたら、このブログのことをちょっと思い出して、食べてみてくれたら嬉しいなぁと思います。

 

 

 

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