今日はブログタイトルに全くそぐわないトイレのお話です。
興味のない方はスルーしてください・・。
先日夫が夜勤で居ない夜のこと。21時半を過ぎ、「そろそろ寝るよー」と子ども達に歯磨きをさせようと洗面所へ向かおうとしたら、息子がトイレに行きたい、と言い出しました。
うちの息子、おっきいほうを夜にする習慣があります。そして夜は一人で用を足すことが出来ません。「トイレ行くから待っていて」と言われた私や夫はいつもドアの外で息子が出てくるまで待つのですが、寒い今の時期結構辛いのです。あー面倒だな・・と思いつつ、仕方がないので娘に先に歯磨きをさせ、私は息子が出てくるまで、半分扉の開いたトイレの前で携帯をいじって待っていました。すると。
息子「終わったー」
私「うん。手洗って出ておいで」
ジャーっと流す音。
息子「あっ!」
ちょっと不安気な息子の声。
私「何?何どうしたの?」
息子「詰まっちゃった・・・」
・・まじか。こんな夜に。どうもペーパー使い過ぎじゃないかと思ったら案の定。
もー、仕方ないなぁ。あんたは先に歯磨きして布団行きなさい。そう言って息子に歯磨きをさせて先に寝かせ、詰まりを直すべく再度トイレにこもったのが22時。
その後、なかなか流れていかないトイレの水を、ああしてこうしてあれをこんなふうにしたりそんなふうにしたりして奮闘してみたものの(多くは言いません)、ちっとも流れていかないトイレを見つめて途方に暮れたのが22時15分。
あーどうすりゃいいんだ。明日の朝まで放っておけば流れていくかな。うーでもこのまま寝るのはとても嫌。ああどうしよう。どうしよう。と一人焦って22時半。
その時。
持っていた携帯に、LINEが届きました。
「ちょっとー、聞いてよ。うちの息子ったら○○で××で、私学校に呼び出しされてさー」
娘と同じ歳の男の子を持つ、近所のママ友達Kちゃんからでした。トイレでの作業を一時中断し、子どもの愚痴、学校の愚痴でひとしきりやりとりしてまもなく23時。「んじゃ、おやすみ」と送ろうとしてハタと気づいた自分の状況。
「あのさー。実はトイレ詰まっちゃって」
そんな一言は、「バカだねー、どうすんの」なんてKちゃんに笑ってもらうか、「こうすると流れるよ」なんてアドバイスが欲しかったから送ったのです。ところがKちゃんからは意外な反応が返ってきました。
Kちゃん「スッポンあるよ?たぶん」
・・・あるよ?
いや確かにうちにはスッポンないから、今の私は喉から手が出るほどスッポンほしいんだけど。でも今「あるよ?」と言われても。こんな時間にどうしろと。
その「あるよ?」の真意がわからない私は、「ペーパー使いすぎなんだよ・・」(息子のこと)と話をそらしてみました。以下その後のやりとり。
夜中の23時。近いとはいえ5分の道のりを、スッポン片手に歩いて来たKちゃん。フットワーク軽すぎだろ。しかもスッポン丸出しで。ドアを開けたら笑顔でスッポンを差し出すKちゃんを見て、笑わずにはいられませんでした(笑)
だって、スッポン。
23時に、スッポンを届ける女。
夫も子どもも寝静まった家から、スッポンを持ち出してきた女。
襲われるどころか、襲われないように誰も声掛けないです、絶対(笑)
Kちゃんが見守る中、無事トイレは貫通し(スッポンてすごいねぇ)、その後30分程2人でお茶を飲んだ後、「おやすみー!」と彼女はスッポン片手に元気に帰っていったのでした。時計を見ると23時40分。
なんてすごい友達を持ったんだ私は(笑)
もう、考えれば考えるほど23時のスッポン出前がおかしすぎて、その後布団に入ってからも笑いがこみ上げてきて参りました。いや本当に感謝なんだけども、持ってきた友達も受け入れる私もなんか面白過ぎる。
もう、何やってんですかね私たち(笑)
それにしてもスッポンの威力半端ない。
私が格闘した30分が、ものの2分で貫通しちゃうんだから。
そして思い出したのが、大好きだった3年B組金八先生の第2シリーズの中で、特に好きだった第11話「クソまみれの英雄達」の話でした。金八先生と生徒たちが学校のトイレの詰まりの原因を追究し、最後は「いっち、にーのズボ!、そーれいっち、にーのズボ!」とスッポン片手にみんなでトイレの詰まりを直すお話なのですが、最後にトイレが貫通する場面が実に爽快で、子どもながらに見ていてとっても気持ち良かったなぁと。そういやさっき水が流れていったとき、Kちゃんに抱き着きたくなるほど爽快だったっけ・・と。
遠い目をしてそんな大昔のドラマを思い出す私。ほんと、何やってんだ(笑)
いやそれにしても。面白い晩だった。
こんな情けない出来事すら、明日へのパワーになりました。
ありがと、Kちゃん(笑)
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