先週のお休みに、翌週に備えて常備菜を作りました。
少し前から、無理のない程度に常備菜を作るようにしています。一時期仕事がとても忙しく、まったくご飯を作れないことがあって、常備菜を作る習慣が出来ました。もともと事前に献立を決めて作り置く・・ということが苦手なので、がっちり数日分作るということまではしていないのですが、週末を利用して何品か常備菜を作ったり、普段のおかずを多めに作ったりして忙しい時に備えるようにしています。
とはいえ、レパートリーは大体決まっていて、先週作ったのはこんな感じです。
■味たまご
ゆでたまごをめんつゆに浸けるだけ。主にはお弁当のおかずですが、ごはんのお供にも、パンにも(ピザトーストにします)合うし、小さく切ってサラダに散らしても美味しく食べられます。写真は浸けたてで、コロコロしている途中です。白いところがちらほら(笑)
塩ゆでしたものに、ごま油をまわしかけておしまい。お弁当のおかずにしたり、オムライスに添えたり、時々お味噌汁に浮かべたりも。ごま油の香りが食欲をそそります。
■にんじんサラダ
千切りにして塩もみしたにんじんに、すし酢とごま油をあえて仕上げに白いりごまをぱらぱらっと。夕飯にあと一品、という時によく添えます。あとは人参がわしわしとたくさん食べたいとき、たくさん作って常備しておき、朝・昼・晩にと食べます。しっかり塩もみすることで人参の青臭さが抜けるのですが、時に塩もみが足りずに固く人参くさいサラダになることもあって、そんな時は気持ちは味に出るものだなぁと思います。
■鮭ほぐし
焼き鮭にはこだわりがあって、チリ産の塩鮭と決めています。辛塩はお茶漬けなどに良いですが他で食べるとしょっぱすぎるし、甘塩はお弁当には物足りない。「チリ産塩鮭、一切れ100円!」なんてコーナーがあったら迷わず買います(笑)ほぐしておけばお弁当のふりかけ代わり、朝食、おにぎり、お茶漬けにと、あっという間になくなります。
これ以外の常備菜では、きのこのマリネやほうれん草のおひたし、かぼちゃの煮物などをよく作ります。作り始めの頃は気合いを入れてたくさん作ったりしていましたがそれはそれで疲れてしまいました。簡単で美味しく、飽きないものだけを続けて残ったものが我が家の定番になっています。
今日のお弁当。
常備菜に、お揚げの焼いたのを加えただけの粗食弁当。10分で出来ます。代わり映えのしないいつものお弁当でも何度食べても飽きないし、食べ終えて心の底から「ああ美味しかった」と思います。
20代後半の頃、ごはんダイエットに目覚めた私は、ひたすらごはんばかりを食べ、おかずは煮干しや海苔だけ、という日々を過ごしたことがありました。朝晩だけでなくお弁当もそんな内容で、蓋をあければ白いご飯の端に煮干しがあるだけ。そんな食事を1か月近く続け、その間「食べる」ということに全く楽しみを感じていませんでした。
一人暮らしだったから誰にも止められず自由にそんなことが出来たのですが(でも酒は飲んでいた(笑))、ある時腕に蕁麻疹が出て、その蕁麻疹が足にも広がって辛い思いをしました。食事が原因だったかどうかは定かではないのですが、食べることにストレスが溜まっていたことは確かで、数か月皮膚科に通い食事も戻してやっと治した記憶があります。食事というのは「おいしいな」と噛みしめて食べないと、体に良いものにはならないんだなと思った出来事でした。結果的に全くやせなかったし(笑)
おかずなんて作れなければ買ってくれば良いのだし、それを否定はしません。でも、ブロッコリー茹でただけでも、ゆで卵をめんつゆに浸しただけでも「おいしいな」と思える常備菜になるって、すごいハードル下がります。
きちんと食べたい。食べてもらいたい。その気持ちがあるから、これからも常備菜作りは続きます。
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