立春を待っていたかのように、ヒヤシンスの花が咲きました。
毎年、買い忘れなければこうして2つの球根を水栽培します。(うっかり買い忘れることもしばしば・・)ここ数年は白花を選んで育てていますが、控えめに、でもこぼれるように咲くこの感じがとても好きです。
今日は立春。本当に暖かな土曜日で、春を思わせる一日でした。でも、本当は冬至からどんどん寒くなって立春は寒さのピークなのだそうですね。ここから、一日一日、春に近づいていきます。小庭を見ればあちこちに新芽が。あと一か月もすれば、分厚いコートが重たく感じる日が来るんですね。寒がりなので、春が待ち遠しいです。
昨日は節分でしたが、子ども達が生まれて初めて、豆まきをしない節分でした。
子ども達が小さい頃は夫が鬼になり、こっそり庭にまわって窓から登場。子ども達を泣くほど怖がらせたものでした。数年前からは息子が鬼をやりたがって、夫と一緒に外に出て「がおー」と登場しては、豆をぶつけられて楽しんでいました。
でも、一昨年くらいからなんとなく豆まきを恥ずかしがるようになり、盛り上がらなくなってきました。もう夫が鬼だとわかっているし、大きな声で豆まきするのが恥ずかしいのでしょう。今年は恵方巻を食べたあと、みんなで「福は内、って思いながら食べるんだよ」と言いながら、豆を食べて終えました。
ちょっと淋しい感じもしますが、子どもならではの行事はこうしてなくなっていくのだなぁと思います。クリスマスにハロウインに・・子どもならではの楽しみ方が出来るそんな行事は、だから楽しめるうちに一緒に楽しんでおきたいです。
さて、豆まきの豆は、普通のものと砂糖がまぶしてあるものの2種類を買いました。子ども達はこの豆が大好きなので、いつも多めに買っています。
残った豆はこんなふうに容器に入れて置いておきます。食べたい人はスプーンで豆をすくって食べます。こうしておくと、なくなるのはあっという間(笑)今日は私もぽりぽりといただきました。
そうそう、子どもの行事で思い出した。
私の父は、私や兄が大人になってからもずっと、クリスマスだけはみんなで「メリークリスマス!」と言いながら乾杯する、という我が家の決まりを守り通しました。
恥ずかしいなぁ・・と思いながら、毎年カチンとグラスを合わせた記憶。「クリスマスはちゃんと『メリークリスマス』って言って乾杯するもんなんだ」と譲らなかった父。そこにはいつも、やっぱり照れ臭そうな、父の満面の笑みがありました。
今なら、あの笑みの理由がわかる気がします。
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