「おーい、ちょっとおいでよ。もってってよ」
お隣のおじいちゃんが庭先から声を掛けてくれました。休みの日、枯れ葉の掃除をしていた私は箒を手におじいちゃんの家の庭へ。なんだろうとおじいちゃんの後ろをついていくと、ダンボール箱いっぱいのはっさくを見せてくれました。
「もう1週間くらいおいてあるから、そろそろ甘くなってきたと思うんだ。いくらでもやるから、もっていきな。」
はっさくは収穫してから少し時間を置くことで甘味が増すそう。おじいちゃんが千葉で収穫したという黄色の丸い実は、大小形も様々なものが30個ほどありました。昨年末に実家からもらったはっさくをピールにしたのがまだ記憶に新しかったので(とはいえ、とっくにピールはないのですが)、「3個・・5個ほどもらおうかな」とおじいちゃんに言うと、「いやいや、ほら、友達にもあげればいいじゃない。たくさんもってって」とおじいちゃんは大きな袋に次から次へとはっさくを入れてくれました。
結局、いただいたはっさくはなんと20個。8個を友達にもっていき、我が家に残ったのが12個。
味見にそのまま食べたはっさくはまだ酸っぱかったので、迷った末にまずは3個を使ってジャムにすることにしました。
実も皮も余すところなく作ったジャムが、こちら。
わかるかなー。
失敗です(笑)
見た目にはきらきらしっとりきれいなジャム・・のようですが、実際には水分が少なくて、ピールとジャムの間くらいな感じです。もうちょっと煮詰めれば皮が軟らかくなるかなと思ったのですが、逆に砂糖がかたまってカチンカチンになる心配もあったのでやめました。これでもバターと一緒にパンにのせて(塗って、ではない(笑))食べればジャムのように食べられるし、ヨーグルトにもばっちり合います。ただ、以前おじいちゃんにもらったようなママレードが出来ることを期待していたので(おじいちゃんにも食べてもらおうと思っていたので)、自分的には失敗作・・ちょっとがっかりしてしまいました。
ジャムを返すことが出来ないので、お決まりのようですが、パウンドケーキを焼くことにしました。
■はっさくのパウンド
<材料>
薄力粉120グラム、ベーキングパウダー小さじ2分の1、バター100グラム、砂糖40グラム、卵2個、はっさくジャム100グラム
<作り方>
①バターと砂糖をボウルに入れ、泡だて器でよく混ぜる。
②①に卵を1個ずつ加えて混ぜ、粉類を加える。
③ジャムを加え、型に入れて170度のオーブンで45分焼く。
出来たパウンドはスライスして半分は子ども達のおやつに。そして残り半分はお隣のおじいちゃんへ持っていきました。おじいちゃん、甘いもの大好きらしいのですが、体のために少し控えめにしているそう。砂糖はぐっとおさえてみました。
私は、とろとろのクリームをかけて、贅沢に(笑)
ジャムもどきは、試しにこんなふうに粒あんと一緒に食べてみたりもしました。見た目はなかなか美味しそうですが・・甘すぎる(笑) 「別にジャムいらないんじゃね?あんこの邪魔してね?」というのが感想です(笑)
残ったジャムもどきはあと半分。それを食べつくしたあとは、さて残りのはっさくをどう食べようか。
ジャムに再チャレンジするか、寒天寄せにするか、それとも・・・(子ども達は、「ピール!ピール!」とピールコールしてますが(笑))
贅沢な、嬉しい悩みですね(笑)
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