先日、会社で隣に座った後輩から、「なんか・・指どうしたんですか?」と心配そうに聞かれました。何故なら私の両手の親指から中指まで、指先が黒ずんでいて、特にささくれた親指の先は傷だらけみたいに見えたからです。「あ・・ごめんっ。これね、実はね・・」と言い訳する私。黒ずみの原因は「ふき」。
その前日に、いただきもののふきの皮を剥くのに1時間、すっかり指先に染みこんだアクは、洗っても洗ってもなかなか落ちなかったのです。でも。実はこの黒ずみ、私にとっては勲章でした(笑)去年せっかくいただいたのに大失敗してほとんどを捨てるハメになった「ふき」。今年はちゃーんと美味しいきゃらぶきを作ることが出来たのですから。
■きゃらぶきの作り方
<材料>
ふき1束、醤油120cc、酒50cc、だし汁200cc、砂糖大さじ2と1/2
<作り方>
①ふきは調理するまで水に浸けておく。
②①をたっぷりの熱湯で茹でこぼし、さらに冷水に2~3時間漬けておく。
③ふきの皮を剥く。(丁寧に剥かないと固さが残るので注意!)
④③を3センチくらいの長さに切り、醤油半量、酒、だし汁、砂糖と一緒に鍋に入れて煮込む。
⑤30分程煮たら、残りの醤油を加えて更に15~30分煮込む。
⑥そのまま冷まして出来上がり。
※煮込む時間は汁の量を見て加減してください。
去年はふきの種類を間違えて皮を剥かずに煮ました・・。そうしたらカッチンカッチンの噛んでも噛んでも噛みきれないきゃらぶきが出来上がり、悔しいものだから無理にお弁当に入れて1/3くらい食べたものの、最後には「むり!もう食べられん!」と断念して処分したのでした・・。いただいたお隣のおばあちゃんに「実は失敗しちゃって」と言ったら笑ってくれましたが、今年は皮の剥き方を実演で教えてくれました(笑)
後輩に指摘された指先は、見た目は汚らしかったかもしれませんが私にはおばあちゃんや母が調理する指先を思わせ、見るたび「よく頑張った」と自分を誉めたくなりました。だってふきの皮剥きは本当に大変で大変で(笑)相当肩が凝りました。でもそのおかげできゃらぶきも、残り半分で作ったたけのことふきの煮物も、美味しく出来ましたから。
あ。実はこのふきの前に、「アク抜きしといたよ」とおばあちゃんからもらったわらびがあって、楽して美味しい煮物が出来て、なので「今度は自分でやるぞ!」と気合を入れてたことも付け加えておきます・・。
てへへ。
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