台風が西から近づき、朝からものすごい湿気と低気圧で体が重い今日。午後から子ども達の学校で面談があったので、午前中は家でお仕事をしていました。仕事は相変わらず、というか7月から更に担当が増えて忙しくなることがわかって、モチベーションは下がり気味。家で仕事をしていても焦りや不安で悶々としてしまって集中しているようなしていないような感じでした。そんな中天気も追い打ちをかけてどよーん・・。
とそんな時、電話が鳴りました。平日の昼間にかかってくるのなんて、何かのセールスだろうと怪しみながら出てみると、聞き覚えのあるその声はお隣のおばあちゃん。
「こんにちは。窓が開いていたから、いるのかなと思って。あのね、ちょっとお願いがあるのよ。」
「こんにちは。何ですか?」
「ちょっとね、カレーを作り過ぎちゃって。小鍋に取り分けてあるんだけど、もしよかったら食べてもらえない?」
電話は11時頃のこと。お昼はどうしようかな、また商店街まで歩こうかな、でもあんまり気が乗らないな・・と思っていた時だったので、おばあちゃんからのお誘いは願ってもないこと。「いただきます!すぐ行きます!」と電話を切ってお隣に向かいました。
「孫がね、おかわりしなかったものだから余っちゃって。私は朝もお昼も食べたのよ」と笑いながら、おばあちゃんは小さな小鍋に入った温かいカレーと「よかったらごはんもどうぞ」とごはんまでお皿に入れてくれました。家に戻り、その後はお昼まで仕事をしましたが、仕事の合間に台所をちらりと見ればおばあちゃんのカレーがある。なんだか温かい気持ちになって、その後の仕事もなんとなくやる気が出て、こなすことができました。
おばあちゃんのカレーはじゃがいももにんじんもごろんと大きく、鶏肉はほろっと柔らかく、玉ねぎはルーに溶けて、本当に美味しかった。
こんなふうに元気がない、気力がない時を狙ったようなタイミングでおいしいものを届けてくれるおばあちゃん。もうこうなると、親みたいなものですね(笑)本当に有り難い。
夕方、買い物に出たときにいつもの和菓子屋で水ようかんを買い、洗ったお鍋とお皿と一緒に持って行きました。
水ようかんを買うとき、私のおやつにと一緒に買ったのは「水まんじゅう」。ここの和菓子屋さんの水まんじゅうは、ショーケースに出ているものは見本で、お客さんには冷凍されたものを出してくれます。この水まんじゅうが絶品なのです。
家に着く頃にはほどよく溶けた水まんじゅうは、本当に水の中に餡が入っているかのようで、ひんやりつるっと口の中で溶けるようになくなります。いくつでも食べられそうですが、一つだけが調度いい。緑茶がよく合う和菓子です。
水まんじゅうを食べながら、ああ今日はおばあちゃんがいてよかった。カレーと水まんじゅうがあってよかった。おいしかった。今日もいい一日だったなと思いました。
明日には台風抜けているかな。
明日もいい日になりますように。
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