おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

本を読むということ

小さい頃、おもちゃはそんなにたくさん買ってもらった記憶はないのですが、本とレコードだけは周りの友達よりずっとずっと買ってもらっていました。私の父は教育熱心な人ではありませんでしたが、本は漫画でも、雑誌でも、小説でも、「読みたい」といえば本屋に連れていって買ってくれたし、レコードは本ほど頻繁ではありませんでしたが、月に1回くらいは買ってもらっていた覚えがあります。

 

小さい頃からたくさんの本を読んでいたお陰で「読む」ことが好きになり、小学生の頃は国語や道徳の教科書が配られると一気に最後まで読み切っていました。月刊小学○年生からはじまり、なかよし、りぼん、マーガレット・・。単行本もたくさん買いました。小説ならばミステリーが好きで、赤川次郎さんはどれだけ読んだか覚えていないくらいです。

 

言葉の使い方や漢字はもちろん、大人になってからは仕事や暮らしや生き方について情報を得たり刺激を受けたり、もっと単純に感動したり、本を読むことで得たものは数えきれません。そんなふうに過ごしてきた私にとって、本(と、少し音楽)に対する価値観は、小さい頃のまま今に至っています。

 

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私は本を、とにかく買います。本屋で自分が気になった本は、ジャンル問わずどんどん買います。手元にまだ読んでいない本があっても、構わず買います。そして、すぐに読むものもあれば時間が経ってから読むものもあります。中には全く興味がなくなってしまったものや、いざ読み始めると全然面白くないものもあって、そういう本は途中でやめたり、全く読まずに売ってしまうこともあります。

 

そんな私を見て、「もったいない。借りればいいのに」と友達はよく言います。でも、私にとって本は「読みたい時に、読む」もの。だから借りる順番を待ったり、返却があるからと焦って読むのが嫌なのです。そしてどれだけ買ってももったいないとは思わない。私にとって本は、それだけの価値があるものだからです。

 

例えば小説を読んでものすごく感動したら、たかが5~600円でそんな時間が持てるなんて何と安い!レシピ本で1つ料理を覚えるのに1500円で済むわけです。ビジネス書で仕事のやり方を学んで1800円。写真集を見てカメラを始めるきっかけになって2000円。これを高いと思う人もいると思います。でも、私はそうは思わないのです。むしろ、どんなに有名な人のエッセイでも、頭の良い人の考え方でも、美味しく出来るレシピだって、そんな金額で読めて身に付けたり、知識を深められると考えたら安いと思う。

 

 

自分がこの価値観を持てるようになったことに、今とても感謝しています。そして子ども達にもたくさん本を読んでほしいので、小さい頃から「おもちゃはダメだけど、本ならたくさん買ってあげるよ」と言い続けています。

 

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小学6年生の娘は、漫画も小説もよく読むようになりました。今彼女には「ガラスの仮面」をとにかく読んでみてと言い続けているのですが、どうも今風のきらきらした絵が好きらしく、なかなか読もうとしません(笑)

 

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小学4年生の息子は、とにかく読む・書くことが苦手で嫌いで、なかなか苦労しています。先日古書店で、進撃の巨人をたくさん買っていました。絵を描くことが好きな息子。漫画の中の絵を描く目的らしいですが、これをきっかけに読み始めてくれたらいいなと思っています。

 

私が今読んでいる本。

 

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大好きな伊藤まさこさんの対談本。相手の話を聞くことがメインの内容なのに、これまでの暮らしに関する本よりも、ぐっとまさこさんの中身が見えるような感じがします。何て可愛い人だろう。素敵だなぁと思いながら読んでいます。

 

 

 

読書の秋。本棚の引越しで和室にやってきた本達の横に座り、コーヒーを飲みながら読む時間が楽しくて仕方ありません。

 

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あれも読みたいし、これも読みたい。次はなにを読もう。

 

本の前でむふふと笑う、秋の夜長です。

 

 

 

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