ブログを書きはじめて、気付けば3年が過ぎました。過去のブログを振り返ってみると、自分がこなす家事の中にも色々なブームがありました。楽しんでやっていたこともあれば、義務のようにこなしてきたこともあって、それでもまあ総じて頑張っていたなと思います。
家事と仕事と育児と、色々なことを考えながらやってきて今思うのは、「家事なんて、ほどほどでいいんだな」ということ。
家事は尊いもの。食べることはとても大切。その気持ちはずっと変わらず根底にあるし、どちらもとても大好きなのですが、だからといっていつも完璧である必要はありません。というか、完璧って何だろう?全てがきれいに片付いて、汚れなんて一つもなくて、常に手の込んだおいしいご飯とおやつを作って、子ども達にもいつも優しい。そんな母親が完璧なのだとしたら、私には絶対に無理だから、というか世の一般のお母さんには多分絶対無理だから、それを追い求めるのはやめよう、いいじゃないほどほどで。それで大丈夫なんじゃない。と、気付いた感じです。
そもそも、日々家の中で家族が動いているのだから、散らからないわけはないのです。台所も常に動いているので、買ったもので溢れる時もあるし、残り物が置いてあることもあるし、洗ったお弁当箱を乾かしていたり、お茶を冷ましていたり、常にモノがあります。リビングも同様で、息子がほっぽらかした漫画や自由帳がそのままだったり、夫が使ったタオルが椅子にかけてあったり、時に娘がどべーっとソファで寝ているときもあります。
食事だって、気まぐれにお取り寄せすることはあっても普段は近くのスーパーで買い物をするし、出汁なんかとらないし、炊飯器でご飯を炊いて、最近はオーブンやレンジも活用して時短して、時にお惣菜なんか買ってきちゃうこともあります。子ども達は駄菓子屋で色とりどりのアイスキャンディを買って来て食べてるし、私は夜中に甘いおやつを食べちゃったりもします。
でも。
寝る前に洗い物を片付ける努力はする。
テーブルの上に何も置いておかない努力はする。
週に一度でいいから、水回りを念入りに掃除する。
旬の野菜をなるべく食べる。
雑穀をなるべく食べる。
買ったお惣菜は、できればお皿に出す。
食事の時は家族と話をする。
そんな、適度な「きちんと」だけは自分に課して、それ以外は適度にゆるく。守れなくても自分も家族も責めず、失敗しても笑っておしまい。そんなほどほどでも、いや、そんなほどほどだからこそ幸せだな、おいしいなと思える時間がたくさんあるんじゃないかと思います。そう。難しいことなんて何もない。
私が大好きな台所の写真です。
日常が感じられる、なのにきちんとしている、そして道具たちが生き生きとしている。こんな台所が大好きです。
そんなわけで、ブログのサブタイトルをちょこっと変えてみました。気付かない人は、気付かない程度に(笑)
ほどほどでいいじゃない。それだって楽しいし、おいしいじゃない。そんなことを感じられるようなブログを、これからも書いていけたらなと思います。「何を今さら、chasさんがほどほどなのは気付いてましたよ」なんて思う方いるかも?(笑)
はい、これからも読む方が「これなら私にも出来る」「ゆるい暮らしだなーchasさん」なんて思える楽しい記事を、書いていけたらなと思っています。
ということで、一番上の台所写真は、食べかけの焼き芋(笑)手前に写っているのは洗ったばかりの箸としゃもじと鍋。ガス台の壁には輪ゴムがぶら下がっているし、奥のやかんはいつものとおり、フタを空けて乾かして。こちゃこちゃしてるけどこれが日常。というか、これでも片付いているほう。
でもそれでいいんだと思います。
そう、家事なんてほどほどで良い。自分と家族が心地よいのが、一番だから。
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