おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

母との喧嘩とヨーグルトメーカー

会社で私のブログを読んでいる同僚が、私に聞いてきました。

「そういえば、お母さんとは仲直りしたの?」

そう、以前のブログで母とLINEで喧嘩したことを覚えていたようで、どうなった?と聞いてきたのでした。

 

www.oishiidaidokoro.com

 

件のLINEの後、母からはしばらく連絡が途絶えていましたが、2週間位した頃にぽん、と写真付きのLINEが届きました。写真には以前一緒に電気屋さんで見て、いいねと話していたたヨーグルトメーカーの写真。母から、「誕生日に買ってあげるね」と言われていたものです。母のコメントは、「このヨーグルトメーカーでよかったんだよね?」と一言。この時点で、母との喧嘩は終了です。母らしいなと思いました。「そうだよ。ありがとう」とスタンプつきの返事を送り、その後先週実家に帰ったときには、まるで何もなかったかのように私にも子ども達にも接する母と、いつもどおりに過ごしてきました。

 

以前どこかで書いた気もしますが、私は母との相性は良くないと思います。私は母から疎まれていると思いながら小さい頃を過ごしたし、多分母は母で私のそんな気持ちを察していたのだろうと思います。言葉の端々にそれを感じたし、ずばり言われたこともありました。早く家を出たかった。だから一人暮らしを始めて生活の自由を手にし、結婚して出産して自分の味方が出来て、閉じこもっていところからどんどん抜け出せているような気がしています。

 

でも、ふとした時に、例えば今回の喧嘩のようなことがあったり、母には内緒で家族で何かを楽しんでいる時に、焦りや後ろめたさなどの自分の感情を冷静に見て、「ああやっぱりまだ私は母の支配下にあるのだな」と気付きます。どんなに嫌な思いをしてきても、母との間にはそれを超えるつながりがあって、容易に絶ち切ることは出来ない。それは母への大きな愛情なのかもしれないし、怖さ、なのかもしれないし、自分でもよくわからないのですが。

 

母と娘の関係の難しさは本やドラマなどでもよく目にします。だから私だけが特別じゃないのだと思います。でも時々、今の距離感がなかったら、結婚していなかったら。子ども達がいなかったら。・・そう考えるとふっと怖くなることがあります。

そして、私と娘ももしかしたら。

 

 

実家ではいつも、夫も子ども達も寝た後に、母と一緒にアイスクリームやケーキを食べながらおしゃべりをして過ごします。先日は母が買ってきたカップのプリンアラモードを食べながら、子ども達のことについて話をしました。ちょっと気を遣いながらのそんなおしゃべりが、今の私には調度いい。今のまま、母とは良い過ごし方をしていきたいなと思います。

 

もしも今本気でぶつかり合ったら、多分今の私は母に勝ってしまう(笑)そして後ろめたさは昔の比ではないと思う。もう若い頃のような喧嘩はしたくない。気を遣いながらも、母の喜ぶ形を出来るだけ作っていきたいと思っています。

 

 

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やってきたヨーグルトメーカーはシンプルで私好みの素敵なものでした。

早速ヨーグルトを作って、母に報告しました。

 

 

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