スーパーで山盛り金柑が安く売っていたので、アールグレイを入れたコンポートを作りました。
レシピはこちらの本から。中川たまさんのレシピはホーローバットの豆腐チーズケーキを作ったのが初めてでしたが、どれも美味しく出来るので信頼しています。
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金柑をアク抜きしてから白ワイン・水・はちみつ・砂糖とアールグレイの茶葉と一緒に煮る、という作業は簡単だったのですが、最初の種抜きが面倒でした・・。
金柑ってちっちゃいのに種がたくさん入っているじゃないですか。爪楊枝を使って一粒ずつ取り除くのは結構時間がかかり、夕飯の支度のついでに作り始めたのですが、瓶詰まで終わったのは夜中の23時過ぎでした（笑）
でも、丁寧に種を取ったおかげで、口に入れた途端じゅわっと金柑の香りと酸味が広がる、美味しいコンポートが出来ました。食べ終えた後には口の中にアールグレイが香ります。本当に美味しくて、どうやってこんなレシピを思いつくのかと尊敬します。ひと瓶はお隣のおばあちゃんにあげて、残りはどうやって食べようかなと考え中。でも、シンプルにそのまま食べるのが一番おいしいかもしれません。
実は、娘が部活を辞めました。先輩や同級生との人間関係もありましたが、一番の原因は先生の厳しさに耐えられなかったことでした。厳しい部活なので辞めたのは娘で4人目と多いですが、それでも頑張って続けている子はいます。娘には強くあって欲しかったし、辞めることで何を失うかちゃんと考えて欲しかったので、ここ１～２か月先輩ママの力も借りながらずっと励まし続けてきました。でもこの数日、娘の周囲を全て否定する物言いと表情に「ああもうこれは限界だな」と感じ、もう娘の好きなようにさせることにしました。
娘が部活を辞めることで、私自身も先生とのつながりや他のお母さんたちとのつながり、また自分のテニスのつながりを失うことになります。何より、娘が試合で頑張っている姿、仲間と笑い合っている姿が見られなくなるのが本当に淋しいし、多分娘も辞めた後に喪失感でいっぱいになると思います。それらも含めて娘には「経験」として感じてほしい。これから先同じことが起こった時にどうすれば繰り返さずに済むのか、どうすれば強くあれるのか、この経験から学んでほしい。
娘には、「自分で決めたことなのだから、これから放課後をどう過ごすのか、何を頑張るのか自分で考えなさい。それからもうテニス部の先生のことも先輩のことも友達のことも絶対悪く言わないこと」と、それだけは約束させました。あとは、娘次第。頑張って乗り越えて欲しいと思います。
そして私自身も、これまで順調にこなしてきた娘の子育てで初めてと言えるくらいの挫折を味わったので、この経験を無駄にせずに乗り越えて強くなりたいと思います。
そんなことをぼんやりと思いながら、夜中に金柑の瓶詰め。
夜中に鍋をコトコトいわせると、色々なことに思いが巡りますね。何だか、泣けてきます。
金柑があって、調度よかった。
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