おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

花束とぼたもち

先日、「中学1年終わったねお疲れ様飲み会」を、仲良しのママと3人でやりました。集合18時なのに、1人がなかなか来ない。時間間違えたんだねーなんて言いながら2人で飲んで待っていたら、30分程遅れてやってきたママが、「はい。1年間終わったね、お疲れ様」って急に花束をくれたのです。私ともう一人は去年上の子が中学に入学したのですが、遅れてきたママは同じく中学1年と、その上のお兄ちゃんは高校1年生。いわば中学校ママとしては先輩なのでした。中学1年、やれ部活だ塾だクラスで問題がとすったもんだあった1年間でしたが、そっかー、1年終わったんだなとあらためて思いました。


私が中学校時代を過ごしたのは昭和。それこそドラマ「今日から俺は!」の世代です。中学校にはヤンキーがいっぱいいて、長ラン・短ラン、引きずるほどの長いスカート、校舎のガラスが割られたり、喧嘩もしょっちゅうでした。でも、その上をいく怖い先生もいて、ごっつい体に竹刀持ってサングラスかけてタイマー首からぶら下げて不良たちを追いかけていく(笑)、今では笑っちゃうようなそんな出来事も普通にありました。親が学校のことに出てくることもそんなになかったから、子ども達は友達と先生とで色んな問題にぶつかって悩みながら解決していきました。そんな中で強い絆が出来た。不良率市内トップを争う荒れた中学校でしたが、本当に楽しかった思い出ばかりです。


そんな自分の昔を思い出すと、今の中学生は精神的に子どもだなぁと思います。大丈夫かな、と心配になります。知識はたくさんあるんだけど、自立と自律が出来ていない。こんなにいつまでも親に頼ってばかりでは、自分で考えたり決めたり出来ない大人になってしまわないかと不安です。そもそもは親が過保護なのかもしれません。わが身を振り返り、わが子を見て、大丈夫かなぁとしばしば思います。尖ってもいいし、凹んでもいいし、ぶつかったりすることもある。でもそうやって人間関係は学んでいくものです。大丈夫かなぁ。中学生の子の母は、1年経ってもなかなかに悩ましく、難しいです。


小汚い(でも味は抜群に美味しい!)中華料理屋の奥の座敷で、ピンクの可愛らしい花束を手に、「いやー、次花束もらうのは退職の時しかないと思ってたよ」なんて笑いながら、そんな子育てについての話を色々しました。

中学生の母2年生。親だって色々ある。でもこうして悩みながらもママ友達と一緒に日々を送れることに感謝です。




さて。飲み会終えて帰宅すると、お隣のおばあちゃんからいただいたぼたもちが置いてありました。夫が受け取ってくれたものです。

大きなぼたもち、5つ。ずしっと重く貫禄たっぷりのぼたもちを見ていたら、私もおばあちゃんのような上の世代から見たら、「あたしらが若かった頃なんて」と言いたいことがいっぱいあるだろう。私なんてまだまだ甘ちゃんなんだろうなぁと思いました。




夜中のぼたもちは、甘くて美味しくて胃袋に染み、「まあいいか、明日もまた頑張ろ。」そう思いました。




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