おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

父と息子と、中華で朝ご飯

朝からガステーブルフル回転。左が蒸篭で、右がふかひれスープ、奥にお湯を沸かして、今日は中華で朝ご飯です。

 

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先週日曜日、夫と息子が桜木町に出掛けました。お目当ては横浜人形の家の、トランスフォーマー35周年展。普段はなかなかに仲の悪い2人ですが、そっち系統の趣味はばっちり合うようで、時々2人で映画を観に出掛けたりしています。この日は何かで朝から怒られた息子が行きたくないと言い出し、そんな息子に夫は「じゃあ止めるか?」とイライラ(笑)。

そうやって朝から喧嘩して出掛けたくせに、帰ってきた2人はニコニコ顔で、息子の手には新しいトランスフォーマーが、そして夫の手には中華街で買ってきた肉まんと花巻と、ドライフルーツがありました。

 

 

私の父と兄もそうだったのですが、どこの家庭でも父親と息子って仲が悪いですよね。放蕩息子だった私の兄は、学生時代も就職してからも父には心配のかけどおしで、父が病気になってからも仕事を辞めたり、お金の使い方やら何やら、とにかく心配ばかり掛けていて、私のほうがイライラしていました。

 

でもそんな兄が父が亡くなった時、もう目を開けない父に向かって「・・んだよぉ。起きろよ・・。起きろっつってんだよ。目ぇ開けろよ!」と泣きながら大きな声を出しているのを見て、兄は兄で一生懸命で、父の言葉を素直に聞けない男同士のもどかしさに、きっと辛かったのだろうなと初めて思いました。

 

そして仲良くなることも出来ないまま亡くなってしまった父を前に、やっぱりそんな言い方でしか、言葉をかけることが出来ない兄。父と息子というものは、ずっとずっとすれ違うもので、でもどこかでは太く強くつながっているもので、それは女性にはわからないのかもしれません。兄は結婚していませんが、父と同じように紙を扱う工場で働きながら、実家で高齢の母をサポートしています。昔は聞かなかった母への愚痴を聞くと、父と同じこと言ってるなと時々クスリと、おかしく思います。

 

 

今は私にべったりの息子も、すれ違いながらもいつかきっと夫の気持ちがわかるようになるのでしょう。そんなふうに、親子って一緒に暮らすことで少しずつ伝わるものがあるのだと思う。

 

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朝ご飯は肉まんと、夫は花巻。どちらも関帝廟通りにあるお店のもの。スープは以前「横浜大世界」で買った、たまごを入れるだけのインスタント。お茶も、以前中華街で買った烏龍茶です。

 

ホカホカ上がる湯気を見ながら、「肉まん、半分くれよ」「嫌だ」と肉まんごときにまた喧嘩ごしで喋る夫と息子を見ながら。平和な朝です。

 

 

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