おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

この夏多分最後のスイカ

義母から大きな大きなラグビーボール大のスイカを半分、もらってきました。多分、この夏最後のスイカ。今年も義母からもらった甘い甘いスイカを堪能することが出来ました。

 

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義父が三浦出身なので、毎年夏には義父の親戚の育てるスイカをわが家にも分けてもらうのが恒例でした。大きくてわが家だけでは食べきれないので、周りにおすそ分けするのも恒例。赤くて、甘くて、水分たっぷりのおいしいスイカはスイカ大好きなお隣のおばあちゃんをはじめ、反対側のお隣さんも、子ども達の友達も、学童保育のキャンプではスイカ割りをして子ども達みんなが食べました。

でもそれも、そろそろおしまいかな、と思います。

 

義父が倒れたのは去年のこと。大きな手術は成功しましたが、その後色々な病気を併発し、今はほぼ寝たきりになってしまいました。ソフトボールをやり、運動会に出て、お囃子で笛を吹き、お酒をたくさん飲んで孫たちに目を細める元気で優しく活動的な義父の姿は昨日のことのように思い出せるのに、未だに信じられない気持ちでいっぱいです。私が義父を見てきたのは結婚してからの18年。歳をとってからの18年はこんなにも早く、こんなにも色々なことが出来なくなっていくのかと、現実を突き付けられたような気がしています。

 

自分の母のこともそうですが、目の前で親の年老いる姿を見るのは結構しんどいです。でも、自分もいつか年老いる。親を見ていることで、少しずつそんな覚悟とあきらめと、だから自分は今どう生きていくのかを考えることが出来るのだと思います。でも目を逸らしたら、目を逸らして知らぬふりして生きていったら、いざ自分が老いた時、あれ、おかしい。あれ、こんなはずじゃないのにと、現実を受け入れられなくなる気がします。親の生き様を見るのはしんどい。でも最後まで見届けたほうがいいのだと思う。そして逆に言えば、親である自分たちも、死ぬまで子どもにその姿を見られているのだなと、あらためて感じました。

 

と、この夏多分最後のスイカを齧りながらふと横を見ると、

 

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・・・。

 

それ、スイカを包んでたやつだよね。

 

・・いいんだけどさ。

 

いいんだけど。

でもアンタもう来年中学だよ?

 

 

ま、そんなおちゃらけ息子のお陰で、スイカを前に淋しくなり過ぎずにすみましたけどね(笑)

 

いいから早くスイカ食え、ってツッコみました。

 

 

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