朝晩寒いくらいになりました。夏の間は起き抜けにコップ一杯の水を飲むのが習慣でしたが、朝一の体に冷たい水を入れるのが辛いと感じるようになりました。子ども達も「寒ーい！」と言いながら起きてくるようになり、私の足もとのトングサンダルも足をすっぽり包むルームシューズに変わりました。夏の間お休みしていた鉄瓶がガス台でシュンシュンと音を立ててお湯を沸かしはじめ、いよいよ冬も間近です。
わが家の鉄瓶は、結婚してすぐの頃に岩手で買ったものです。岩手には一人新幹線で行きました。先に母が友達と長期湯治旅行へ行っていて、行った当日は母と一緒に観光し、その晩も同じホテルに泊まって翌日私だけが帰るという旅程でした。行きたいお店も食べたいものもたくさんあった私は、母と別れた後も新幹線の時間ギリギリまで一人であちこち歩きまわりました。
鉄瓶は母と別れた後すぐに行った「釜定」さんで買いました。持ち帰る気まんまんでしたが注文生産とのことで、約2か月後に自宅に届きました。
鉄瓶で沸かす湯の美味しさは過去の記事で何度も書きましたが、鉄瓶から立ち上る湯気も良さの一つだなと思います。鉄瓶でお湯を沸かすときは、沸いたらすぐに止めず火を弱めてしばらく沸かし続けるのですが、乾いた空気が少し湿り、周囲もほわっと暖かくなるし、湯気を見ていても何だかホッとします。
最初にお湯を沸かした朝は、「えーっと何を飲んでいたんだっけな」とあちこちガサゴソ開けて、ほうじ茶、緑茶、抹茶入り玄米茶、烏龍茶、紅茶の中から抹茶入り玄米茶を入れて飲みました。これから会社にも小さなポットに温かい飲み物を入れて持って行くようになります。朝のお茶に迷うのも冬の楽しみの一つです。（と言いながら、実際は「あー時間ない！もういいやほうじ茶で」なんて朝から大慌てしているのですが・・（笑））
意識したことはなかったですが、冷暖房器具やラグ、ひざ掛け等々目に見える冬じたくよりもまず、体の中を温めることから、私の冬じたくは始まるんだなぁとしみじみ思った朝。普段はじわじわと寒くなって秋を感じながらの冬じたくですが、今年はいくつも上陸した台風が、秋を掻っさらって行った気がします。
そして年々、春と秋が短くなる気がするなぁ。どちらも好きな季節なので、そう感じるのかもしれないけれど。
まもなく11月。みなさんも体温めて、風邪などひかないようにしてくださいね。（・・と言ってるそばから息子が大きなくしゃみして鼻たらしています。ありゃりゃ（笑））
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