おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

笑顔のカレーうどん

夫は普段料理をしません。

平日休みの日に食べる自分のお昼ごはんなどはパスタでも炒飯でもよく作るのですが、家族の分のご飯となると今やたまーに麺類を調理するくらい。だからといって料理が下手なのかといえばそうではなく、時々自分用に作った炒飯などを食べさせてもらうと、にんにく醤油がうまく効いた、後引く美味しさのご飯だったりします。

 

じゃあ何故料理をしないのか。

実は夫には苦ーーい記憶があります。

 

 

子ども達がまだ小さかった頃。夫は家族にトマトソースのパスタを作りました。ところが自分としては美味しい!と思って作ったパスタを、子ども達はかなりの量残しました。続いて作ったチキン(だったか魚だったか)のトマトソース煮。残念ながらこれも子ども達は残しました。そんなことが続いて、夫は「俺が作っても食べてくれない。もう俺は作らん!」と宣言しました。その時のパスタもソース煮も私はとても美味しかったと記憶しているし、実際そう伝えたのですが、それでも夫は相当落ち込みました。それ以来夫は、本当に家族のごはんを作らなくなったのです。

 

 

当時の私はうすうす思っていたし、実は今も思っています。

 

「原因は、トマトソースじゃね?」と。

 

 

夫、好きなんですよ。トマトソース。暑い夏、よくトマトの冷製パスタを作るのですが、これ夫はめちゃめちゃ好きなんです。でもね、子ども達実はいまいち。夫は気付いていないかもしれませんが、息子などはミートソースなどと比べると結構残します。

 

トマトソースって味付けによっては酸っぱくてさっぱりし過ぎる。だから子どもにはいまいちの味なんだと思います。まぁだからといって「だから他のもの作って」とも言わず、そこは夫の意思にお任せしています。だって、作るんだったら自分の好きなものが良いし、それを否定されたらやる気をなくすのは当たり前だもんね。

 

 

そんな夫がたまに作る麺類で、私も子ども達も大好きなものがあるのです。

それが、カレーうどんです。

 

 f:id:chas5480:20161120224958j:plain

 

私が夜遅い日や体調が悪い日などは基本外食なのですが、時々気が向いた夫が作るのがカレーうどんです。冷凍していたカレーの残りを使うこともあるし、ルーから作ることもあるのですが、これがウマイのです。そばつゆと片栗粉を使ったつゆは麺によくからむし、うどんの茹で方は私よりずっと上手。散らした葱もいいアクセントで、お蕎麦屋さんのカレー南蛮のように本当に美味しいのです。これに買ってきたコロッケがつくのですが、このコロッケがまたカレーうどんに合うこと。もちろん、子ども達も夫のカレーうどんが大好きで、時々リクエストもしています。

 

 

だから今日も大めにカレーを作って凍らせて、夫のカレーうどんに備えます。

そのまま温めて食べたり、カレードリアになったりしてカレーうどんに使われることは数回に1回ですが、それでも今は夫がきままに作るこのカレーうどんで充分嬉しい。

 

残業を終えて帰ってきた時、ただいま、とドアを開けた瞬間のカレーうどんの匂いは幸せです。

 


月に1回でも2か月に1回でも、母ちゃんも子ども達も笑顔になるカレーうどん

次はいつかしらと、こっそり期待している私なのです。

 

 

 

 

---------


覗いてくださり、ありがとうございます。
訪問いただいたしるしに、お弁当ぽちりとしていただけると大変嬉しいです。

 

  にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ

 

 台所しごとをテーマにしたブログコミュニティです。こちらも是非。

にほんブログ村テーマ 台所しごとへ
台所しごと