毎年この時期になると、庭のレモンの木にたくさんのアゲハ蝶がやってきます。
初夏の光にレモンの新緑の葉が映えて、そこにアゲハ蝶が飛んでいたりすると、
「ああ、きれいだな・・いい季節だ」とのんびり眺めていたくもなるのですが・・。
いや、しかし。
すごいんです、卵。そしてみるみるうちに幼虫があっちにもこっちにものそのそ。
そしてこの柔らかい、きれいな葉っぱをそれはもう美味しそうに食べるのです。
見ていると、パリパリと食べる音が聞こえてきそうなくらいです。
アゲハ蝶は、子供たちがすぐに美味しいレモンの葉を食べられるように卵を
産み付けるのですね。さすがアゲハのお母さん。お母さんの気持ちはよくわかる!
そしてあっちに卵、こっちに幼虫。
・・・。
もともと食いしん坊の私は、庭にたくさんの食べられる木やハーブを植えています。
レモンはまだ一度も実をつけたことがなく、毎年「今年こそは無農薬レモンを
はちみつ漬けにするぞ」と一生懸命世話をするのですが、このアゲハの幼虫を前に
いつもその意気込みがしぼんでいきます・・。
今年のレモンはどうだろうな。
でも、幼虫もよくよく見れば、きれいですよね。